「デジカメの写真だから横顔を正面にむけさせられるよね」とリアルに近づくCGの話

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デジタル写真の実情を知っている人ならば「何をばかなことを」「受け狙いのためのフェイクストーリーだろう」という認識位にしかならないのだけど、接客業なり小売業をしていると、そんな推測も宇宙の果てまで吹き飛んでしまうような事案には山ほど遭遇する。いや、そこまで条件をし切らなくとも、ツイッターやフェイスブック、ブログなどに寄せられるリプライ・コメントに、常識や倫理観が別の世界線にあるような人の存在を確認できる機会はいくらでもえることができる。

指摘の通り技術的には100%不可能ってわけではない。けれど普通の写真屋さんではそのような注文は受け付けていない。八百屋さんに足を運んで野菜炒めを注文するようなものだ。


まぁ、デジタルデータのプリントにしても、元々フィルムカメラの写真をデジタルデータ化するにしても、色々と荒業を使えば100%完全に不可能ってわけではなく、できるかもしれない、でもコスパ的にも出力的にも、お客が望んだものには仕上がらないだろうなあ、という感はある。「顔の正面データを下さい」とツッコミいれても「そんなものは無いから頼んでいるんだろう」と逆切れされるに違いない。

実際には元のデータを用いて3Dデータを書き起こして、足りない部分は推定で補完して、それをぐりぐり回して正面からの絵を作ったり、さらには3Dの実モデルを3Dプリンタで......というあたりが正攻法になるんだろうな。

とか言ってたら。


タイムリーな形でこのような話が。そうそう、これだよこれこれ、頭の中でもやもやっとした形で「こういう感じのものを作ってデータ化した上で見せるんだろうなあ」としていたのは。スゴイな、これ。この類の技術を持つ界隈ってのは、ホント、積極的に支援して、技術面以外の事情で要らぬ寄り道をさせられたり、あるいは断念せざるを得なくなったり、要らぬ妨害を受けるようなことがないようにしたいものだよね。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月14日 07:34に書いた記事です。

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