お客様「デジカメの写真プリントして」
ぼく「かしこまりました」
お客様「この横顔で写ってる顔を正面に向けてくれる?」
ぼく「申し訳ありません、横顔に撮られているものを正面に向かせることはできません」
お客様「デジタルなんだからできるだろ!」
#実際に言われたクレーム晒す
— c(∪・×・)どろしー(CV:小倉唯) (@ichi_723s) 2015, 10月 5
技術的には可能だけど未来な会話だ! https://t.co/NqqtaEVEIb
— Masahiko Inami (@drinami) 2015, 10月 12
デジタル写真の実情を知っている人ならば「何をばかなことを」「受け狙いのためのフェイクストーリーだろう」という認識位にしかならないのだけど、接客業なり小売業をしていると、そんな推測も宇宙の果てまで吹き飛んでしまうような事案には山ほど遭遇する。いや、そこまで条件をし切らなくとも、ツイッターやフェイスブック、ブログなどに寄せられるリプライ・コメントに、常識や倫理観が別の世界線にあるような人の存在を確認できる機会はいくらでもえることができる。
指摘の通り技術的には100%不可能ってわけではない。けれど普通の写真屋さんではそのような注文は受け付けていない。八百屋さんに足を運んで野菜炒めを注文するようなものだ。
一休さん「それでは顔の正面データを取得しますので、写真の横顔を正面に向かせていただけますか」
一休さん2「それでは顔の正面データの再現のためにこの方の正面からの写真をいただけますか」
一休さん3「それでは技術料●百万と数か月のお時間を頂き、かつ推定像となりますが宜しいですか」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 10月 13
@Fuwarin 単純にアイコラするだけなので、正解は2。
— 回鍋肉 (@hoikourou0309) 2015, 10月 13
@Fuwarin もっと楽にやるとしたら
3Dモデリングの実像を作るのに2ヶ月半
更にそれを3Dプリンタで作って、そこから撮影
#なお費用は、、、
— 黒枷葵@作品作りの為休業中 (@kurokaseaoi) 2015, 10月 13
まぁ、デジタルデータのプリントにしても、元々フィルムカメラの写真をデジタルデータ化するにしても、色々と荒業を使えば100%完全に不可能ってわけではなく、できるかもしれない、でもコスパ的にも出力的にも、お客が望んだものには仕上がらないだろうなあ、という感はある。「顔の正面データを下さい」とツッコミいれても「そんなものは無いから頼んでいるんだろう」と逆切れされるに違いない。
実際には元のデータを用いて3Dデータを書き起こして、足りない部分は推定で補完して、それをぐりぐり回して正面からの絵を作ったり、さらには3Dの実モデルを3Dプリンタで......というあたりが正攻法になるんだろうな。
とか言ってたら。
新しく現在作成中の一人目の3DCG character「Saya」です、今年のクリカンではこちらのキャラクターを中心により実践的なワークフローを紹介させていただく予定です。http://t.co/0Q2zsW6Z73 pic.twitter.com/xgdYax7pp6
— Yuka (@mojeyuka) 2015, 10月 13
Maya V-ray Mari Quixel2.0 Photoshop MarverosDesigner Nuke shaveandhaircuts などのツールを使用してのワークフローなど 今色々と準備中です pic.twitter.com/JeOHVFsmxP
— Yuka (@mojeyuka) 2015, 10月 13
実写ですか?いいえCGです。「不気味の谷を超えた」と話題の女の子"Saya"とは http://t.co/ZOFk6xY6nN @INSIDEjpさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 10月 13
タイムリーな形でこのような話が。そうそう、これだよこれこれ、頭の中でもやもやっとした形で「こういう感じのものを作ってデータ化した上で見せるんだろうなあ」としていたのは。スゴイな、これ。この類の技術を持つ界隈ってのは、ホント、積極的に支援して、技術面以外の事情で要らぬ寄り道をさせられたり、あるいは断念せざるを得なくなったり、要らぬ妨害を受けるようなことがないようにしたいものだよね。
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