「昔は日本もマナー悪かった」系の話と「今の老人がマナー悪い」系の話を合体させると、「マナー悪かった人間が引き続きマナー悪い」というだけの話になりそうである
— j.d. (@j_doby) 2015, 9月 29
この類の世代間(年齢階層間では無い)の話は、多分に確率論の問題であり、各属性に属する人の多数が同じ行動性向を示すのではなく、その確率にちょいとした違いが見られる程度のものなので、明確な仕切り分けは不可能であるし、その仕切り分けに内包されている人達の心境は良くなるはずも無く、色々と考えさせられるのだけれど。
一方でいわゆる「若者の●×離れ」的な話が主に中高齢層からオートリピートされる形で繰り返される現状を見るに、一定度の裏付けが確認できるのであれば、それを検証ネタとして提起するのもありかな、という感じで。社会学的な面が多くなるので、結局のところ語り手の権威がどれだけ存在するのかが大きな要素になるんだけどね。
で、今件だけど、昨今において海外からやってきた人のマナーの悪さが指摘されると、「昔は日本人もマナーは悪かったんだよ」的な話が蒸し返される。マナー以外にも犯罪動向とかコピー周りとかもね。で、一方で高齢者のマナーの悪さも指摘される事案が増えている。元々高齢者の数が増えているから、確率論の面で同じだとしても、結局母数が多いから発生数も多くなるだけ......かと思うのだけど。
で、今件はネタ話で済むかな、でもなんか引っかかる部分、ということで再検索したところ、以前自分自身で似たような話を取り上げていたことを思い出した。
一種のネタ話ですが、一部それを裏付けるデータもあったりします。 自分勝手なのは年齢次第かそれとも世代なのか、そして今の若者の心境とは http://t.co/IDsrlyxpVh とかね。
https://t.co/lE6yxnMgUc
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 29
幾つかの行動性向、具体的には身勝手さなどの点で、年齢階層では無く、世代による違いが生じているとの動きがある。これって実はアメリカではより深く、そして確からしいものとして多数の検証がなされている。要は成長期・自身の人格を形成する時代がどのような社会文化だったか、景気動向、保護者の教育姿勢などの影響で、成人になってからの性格・行動スタイルも変わってくるというもの。詳しくは
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