ネット上の情報を集約して人物関係図を創り、状況の把握を行う方法

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近しい事は多数の人が何となく、無意識に、頭の中では行っているであろうという、ネット上の情報を色々と紐付けして全体像を創り上げていくという考え方。「紙媒体に掲載されている情報もあるよね」とのツッコミもあるだろうけど、そこまでやると専門家による手法に至るし、大体のメディアはネット上に自ら情報を掲載しているし、指摘されているような類の情報はむしろ自分達から積極的にネット上に顔を出し情報を露出してアピールしているので、取得はしやすい。もちろんすぐに情報そのものが流されるのでアーカイブを掘ってきたり、ジャンクやらノイズやらフェイク情報の見極めや誤差の許容も必要だけど。

特に検索周りは、当方も折に触れて言及している「固有名詞の検索でさまざまな関係や経歴を知る」との観点で非常に重要。時間があればグーグルトレンドなどで露出状況の変化なども調べるとなお良し。


先日ちょっと騒ぎに登った、難民の女の子の写真をトレースしてイラスト化した上で、煽りコピーをつけたものが物議をかもしたけれど、あれも色々と調べたところ、Facebookページ経由のもので、創り手はいわゆる炎上マーケティング&極端な思想による演出であった、つまり意図的な煽りだったことが分かったのだけど(なので当方はスルー)、ソーシャルメディアでの情報も色々と素材としては役に立つ。

まぁ、あれだ。反社会的な人達が積極的に自らの行動をYouTubeに掲載して証拠を社会にお披露目しているとか(これはこれで「自分達の正しい行いを知ってもらいたい」との意図がある)、炎上目的の目立ちたがり行動とか、精査する際の材料は事欠かない。

便利ツールとして取り上げられているFrieveEditorは要注目。使いこなすまでにちょっと時間がかかるし、特定の、深く突っ込む対象でないと利用時のコストパフォーマンに首を傾げるところもあるけれど、何らかの状況を色々と多方面から追求しようとしたり、好きな物語の人物の関係をまとめ上げて二次創作の際に役立てたり、自分で物語を作る時にごちゃごちゃ混乱しないようにするためには、非常に有益なツールに違いない。

で。昨今の「件の事案」でもこれを使うと、かなりガッツリと人物の関係が確認出来そうだね......って本来はこんな話は、いわゆる「ジャーナリスト」がやるべき問題なのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月 2日 07:09に書いた記事です。

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