「マニ車は回転させるたびに徳が積まれる。ならばアレと合わせてしまおう」その発想が奇跡の納豆かき混ぜ棒を生んだ

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先日【マニ車の発想を逆転してみると色々と興味深いことに】でも紹介した、チベットの仏教などで使われる仏具、マニ車。経典に興味関心を抱いてもらうことを目的とし、経典が刻まれた車を回すことで詠んだのと同じ効用、すなわち徳を得られることができるとするもの。ハムスターの回転車をマニ車にしたら徳が勝手に積み重なるのでは、と合理的なものを考えたら、実は回転させているのがハムスターだから、徳高いハムスターが誕生するだけだったとか、色々とネタ話には尽きない。

で、回転行動として納豆をかき混ぜる行為が想起され、それとマニ車を連動させてできたのが、このマニ車付き納豆かきまぜ棒。かき混ぜる方向の回転は持ち手の人自身が行っているのだから、納豆に徳が行ってしまうことも無く、人力を合理的に使いこなすことができる。うん、これは科学と仏教の勝利。

納豆が東南アジアで食されているか否かは別として。調理用のかき混ぜ棒は他にも使えるはずだから、この発想は案外悪くない。日常生活において欠かせない存在の食と、人間らしい生活には欠かせない徳が同時に生成される調理行為。何という崇高なお話。ドイツ式手投げ弾的な形をしている云々ってのはさておくとして。

以前発売した【目指せ納豆かき混ぜ424回・魯山人提唱の納豆かき混ぜを手軽に追及するマシン「食の極み『魯山人納豆鉢』」タカラトミーアーツから発売】のような、タカラトミーアーツのお手軽調理玩具あたりで登場しそうだなぁ、これ。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月 4日 06:12に書いた記事です。

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