独立行為と保険的収入源の確保の話

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これは特に自由業や自営業を目指したりする場合をはじめ、独り立ちをする際によく言われるお話。例えるなら大型客船は一か所穴が開いても多数の人がすぐにその穴を埋めようとするし、埋める素材も山ほどあるし、浮力にも随分と余裕があるけれど、その客船から飛び出した一人乗りの小型ボートは浮力も小さいし穴が開いても自分一人しか作業をできる者はいないし、穴埋めの素材もほとんど無く、あっという間に沈んでしまう。観光地に足を運ぶ際に、いつも泊まっている旅館ならば大丈夫だろうと予約もせずに今年も足を運んでみたら、先月潰れてしまって他の旅館は満室で泊まる場所が無かったとかね。

「背水の陣的立場に追い込んでエンジンをかける必要がある」ってのは事実ではあるけれど、無理にそんな状態で自分を追いつめて、逆にあらぬ方向に暴走してしまい、自分の本来の力を出せずに一層ダメージを大きくしてしまうこともある。一時撤退すらできず増援部隊、機動予備軍が存在しない作戦ほど無謀なものは無い。「逃げちゃダメだ」ではなく「辛かったら逃げてもいいのよ」的な状態の方が、人生楽に生きられるし、実際に逃げなきゃいけない状況の時に「逃げ道を用意しておいてよかったな」ってことになる。


そしてそこからの発想で、保険を用意できない場合は、はじめから該当行為、今件ならば独立はするな、という話。これもまったくもって正しい。リスク回避、リスク体現化の際の対策が創れないようでは、最初のステップで成功したとしても、必ず遠からずのうちに破綻する。まあ「副収入」っていうと、昨今の広告等の文言で随分とイメージが悪くなっているけどね。


これはちょっと余談な話ではあるし、特定方向の人にしかヒントになり得ないけど、成程感。先日のアニメソフトの話にもつながるけど、どでかい市場に投げれば、可能性はそれだけ広がるってこと。その際に、文化や言葉の違いを飛び越えられるタイプのものが望まれるというのは、アレだ、YouTubeなとの動画投稿と同じだね。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月 4日 07:11に書いた記事です。

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