腐女子と原稿の話するとき同時に夏休みの宿題の話するとだいたいやり方が同じなので、お子さんがいらっしゃる方は将来腐って本まで作るようになった時のために夏休みの宿題の進め方は気合入れて教え込んだほうがいいと思います。早割使うようになるか割増使うようになるかはどうやらここで決まる。
— わと (@wato36) 2015, 10月 3
>RT「今からやっとかないとやばい系」
「あとからエンジンかけてやるやつ」の二種に分けて
前者は毎日ちょっとずつ片付け、後者は後半にダッシュでやってた記憶
学校時代は先生に「変わった生徒だけど教師が本当に嫌がるレベルの
変わったことはやらかさない、何気に空気読む」よく言われた
— ものの腐ごりえ (@gorie666) 2015, 10月 5
某編集さんがおっしゃってた「スケジュール管理が下手な人は、自分の絶好時の感覚で日数を見積もるから失敗する」という言葉がいまだに突き刺さる。格言である。
— かたみこい みずえ (@katamikoi) 2015, 10月 5
これは実体験として非常によく分かるお話。特に創作系周りの仕事、単純作業で無い、予想がつきにくい結果をコンスタントに生み出していく必要がある作業では身に染みるお話。例えば四コマ漫画を描く人が、ストック用のネタを積み重ねる目標を設定する際に「今日は気分が良くて頭の回転も順調で3本もつくれた。よし、1週間に20本はできるだろう」っていう感じでスケジューリングをしてしまうと、あっという間に破たんしてしまう。絶好調の時と同じペースで創作作業ができるとは限らないし、何らかのトラブルを起こして一日の作業が全部無駄になることもある。
時間的な管理も同じ。今回は一週間で仕上げられたから、次回以降もずっと一週間単位でできるはず、なんて考えていると、すぐにそれが無理であることを思い知ることになる。
一番無難なのは、ゼロ......では試算のしようがないので、これまでの過去の経歴を思い返し、平均的な値を算出し、そこにいくばくかの保険をかけること。平均すると10日で仕上げられるから、少々余裕を持たせて12日ぐらいで1サイクルと見なしてしまおう、とかね。スランプで一日頭が真っ白になったとしても、これならスケジュールが破たんする事は無い。
ただこの場合、はたから見ると作業効率が悪いように思われるので、あまり良い顔をされない。これが難点。もっともいつなんどきでもベストの状態を維持し続けるのは不可能なのにも違いない。見た目には多少スローリーでも管理がしっかりしているのと、多少スピーディーかもしれないけれど時々破綻するのと、長い目で見てどちらが頼りになるか。隔週連載だけど休載はほとんどないってのと、毎週連載だけどしょっちゅう原稿を落としたりラフや背景が真っ白の作品が掲載されるのと、どちらを雑誌社、そして読者は望むのか。
他方、こんな話もある。
ヲノサトルさんの締切についてのブログ面白い。《自分の時間については他人のほうが正確に判断できることが研究によって示されている》 《(自分の)作業にかかる時間を過小評価するこの傾向は、"計画錯誤"と呼ばれる》 >締切を守る方法 http://t.co/uKHXl5IcPf
— ジュン (@fkjk) 2015, 10月 6
思いっきり要約すると、自分自身でスケジュール管理をすると甘く見積もる=自分の「火事場の底力」的なものを過信してしまい、冷静な判断ができなくなるというもの。夏休みと宿題の関係、コミケ前の描き手の挙動心境、いわゆる「まだ●×日もある」に良く似ているゴホゴホ。
まぁ結局のところ、これらの問題を解決するのには、視覚化、数量化が一番なんだろうなあ、と。自分の力量、これまでの実績を逐次数字化しておき、それを元に現状とキャパシティ、平均的な作業可能量を見極め、その上でリソースを割り振る。
......ってそれができれば苦労はしないし、出来ないからこそ他人にやってもらうってのもあるんだろうな。
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