歴史読本が休刊へ。季刊化してから三号で終了

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同誌は1956年に「特集 人物往来」として創刊。歴史図書専門出版社の人物往来社から刊行されていたが、その後同社は新人物往来社と社名変更、2008年に中経出版の子会社化となった後、2013年に中経出版に吸収合併されていた。


歴史専門雑誌として2015年3月号までは月刊だったが、4月から季刊化。そこから半年ほどで今回の休刊となった。


今年頭に季刊へのシフトの際にも色々と注目を集めた「歴史読本」ではあったけれど、大抵において定期発刊誌の発行ペースが落ちるのは、その雑誌がセールス面でヤバい状況にある時。ましてやKADOKAWA系列はその辺りの裁定がシビアなんで、これもある意味当然の結果かもしれない。

この類の雑誌はある意味、そこに文章を連ねる人達の維持との観点でも社会的意義があるものに違いはないのだけど、それらの観点をも超えて、維持は困難と判断されたようだ。


一方でこんな意見もある。同一ジャンルの他雑誌も一斉にばたばたと倒れるのならともかく、今誌が季刊誌化してからわずか三号で定期発刊誌としての幕を閉じるのは、相応の理由があったのだろう。

ともあれ、今後はムック的なものとして「歴史読本BOOKS」を創刊すると共に、「別冊歴史読本」を充実させるとのこと。ある意味そちらの方が、昨今の需要にはマッチしているかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月 8日 07:05に書いた記事です。

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