日本図書館協会、村上春樹氏の貸出記録掲載で面談へ http://t.co/2JoV6FvLqF 「記事には、村上氏だけでなく、他の生徒の氏名と貸出記録も写っていた。」 pic.twitter.com/ZOhd7pfHvc
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 10月 10
日本図書館協会の図書館の自由委員会は、神戸新聞が10月5日付の紙面で、村上氏が高校の在学時に利用した本の帯出者カードの写真を掲載した件について、同13日に神戸新聞に面談する。記事には、村上氏だけでなく、他の生徒の氏名と貸出記録も写っていた。
ノーベル賞発表のたびに話題に登る(待て)村上春樹氏に対する報道に絡み、先日同氏が高校時代に借り受けた図書館の本の借り受けカードの写真を掲載したという事案。詳しくは【神戸新聞が村上春樹さんの学校図書館貸し出し記録を掲載】あたりにある通り。新聞社側の主張としては、村上氏は公人みたいなものだから別にかまわない、古いものだし、その他の人については名前をぼかすと本物か否かが分かりにくくなるし記事の価値が高まる、個人情報保護とのせめぎ合いをしたけど、結局掲載したとのこと。
問題なのはそれに続く「その他の方は、記事の根拠と資料的価値を高めることを優先した」という説明。ああ、つまり、自分達の利益を優先したのね、以前にも触れたことがある、事件の内容を読者の深く心に刻ませるためには実名でないといけないという「語り手側の利益・目的」により、個人情報保護に係わる判断を、自らのみで行った、と。
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