Stonemaier Gamesの新作『Scythe』がKickStarterに登場。4X系ユーロゲームです。素人仕事でお恥ずかしいのですが、簡単な紹介を作りましたのでご参考にどうぞ。 https://t.co/06Zg1VVPuH pic.twitter.com/kxqSmJ6leg
— EL-CO (@EL_CO4tw) 2015, 10月 13
金銭的なリターンを求める通常のファンドではなく、ファンによる支援活動的な募金的行為をファンドスタイルで行うシステムを提供するキックスターター。募金周りのプロモーションで「自分の行為の成果が分かるようにしたい」という需要が極めて高く、そしてそれを反映させた仕組みには多くの募金が集まることは昔から指摘されていたけれど、それを上手く活かした仕組みだな。
で、そのキックスターターを使い、ボードゲームを新規作成するってのが、海外では結構行われているらしい......ことを、今件で当方は初めて知った。そしてなるほど感が脳内を支配した次第。
日本では一時期大いに流行った時期もあるけれど、今ではマニア層の趣味程度に落ち着いてしまっているボードゲーム界隈。市場規模はどれぐらいかな? ともあれ、人生ゲームとか将棋・囲碁のような超メジャーなもの以外は、国内だけでは市場展開は結構難しい位の規模しかないはず。でも海外ならば事情は大いに異なる。
プレイ時間2時間と、同社のゲームとしては重めですが、4X系地政学マルチ風味のゲームが2時間ならコンパクトにまとまっていると言っていいのではないでしょうか。ルール読んだだけで未プレイなのですが、技術開発要素と位置取りの牽制が楽しそうなゲームです。
— EL-CO (@EL_CO4tw) 2015, 10月 13
直接戦闘で殴り合いができるゲームですが、戦闘で負けてもユニットを失うわけではない(ユニットが強制的に退却させられて資源を失いますが)ので、そこまで致命的にはならないでしょうし、そもそも2時間で実際に戦闘をするのは4~5回くらいらしいですよ。
— EL-CO (@EL_CO4tw) 2015, 10月 13
デザイナーがアートワークにほれ込んでそこからシステムを作った、というくらいなので、アートワークは素晴らしいですね。レトロフューチャースタイルの世界設定と合わせてグッとくる方は是非。
20世紀初頭の架空東欧史(巨大兵器有)で相当きますよね......きますよね?
— EL-CO (@EL_CO4tw) 2015, 10月 13
ミニチュアフィギュア25体、木製トークンたくさん、でこの値段は(送料も考慮して)比較的良心的なのではないかと思います。$20で追加できるメタルコインもデザインが良いので期待(前々作のTuscanyのコインも好評でしたし)
— EL-CO (@EL_CO4tw) 2015, 10月 13
ルールとカード内容の和約はオンラインで公開される予定です。ルールの概要を記載したリファレンスシート(の日本語版)は今週中に公開されるので、ゲーム内容が気になる方はそちらをご覧になっていただければ。
直接私が関係しているわけではないのですが、以前から懇意にしているので宣伝を少し。
— EL-CO (@EL_CO4tw) 2015, 10月 13
各勢力にはそれぞれ特殊能力があるのですが、ルスヴィエト連邦は「目的に向かって(厳しい)労働を繰り返し行うことができる」だったり、ザクセン帝国は「戦闘の勝利を積み重ねてゲームに勝利できる」だったりして面白いですよ。 https://t.co/dS2qhEb3jl
— EL-CO (@EL_CO4tw) 2015, 10月 13
ところで「『Scythe』の邦題はそのまま音訳して『サイズ』でいいですかね?」って訊いたら「それだとsizeになっちゃうじゃない?thの発音がないものねえ」って返されました。どうしましょうかね(思案
発音的には『サイス』でも別にいいんですけど意味がわからないですよねえ。
— EL-CO (@EL_CO4tw) 2015, 10月 14
キックスターターで投資をした見返りとしては、そのプロジェクトへの参加の証が色々とリターン代わりに用意されるわけだけど、それをボードゲームそのものにすることで、通常の市場展開がなされているボードゲーム同様に購入するのと同じ形となる。投資額を積み増しすれば、色々と特典も追加される。これがテレビゲームなりパソコンゲームになると製作費も山ほどかかるのでハードルも高くなるけど、ボードゲームならばそこまでは必要ない。似たような感じで、カードゲームならばすぐに出来そうだ。
以前触れたこともあるけど、素晴らしい技術を持つ絵描きの方がオリジナルキャラクタによる色紙なりキャラクタグッズを創り、ヤフオクや専用サイトで販売するスタイルもちらほら出てきている。物を創作する技術があれば、あとは注目され需要を集めることで、商品として体現化できる機会は随分と増え、ハードルは下がっている。
大手メーカーの商用品的なものとなるとまた別であるし、利益第一主義で考えるのならば発想そのものが別ベクトルになるけれど、それこそ同人誌の即売的な見方、切り口から、キックスターター的なサービスの利用方法を考えるのもアリなのかもな、という気はする。ツイッターがアメリカ向けに導入する予定の政治家向け少額献金機能とか、アマゾンのギフトカードシステムとか、色々と組み合わせると、もっと色々なことができるような......そんな気配が感じられるね。
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