「表現の自由」をするために違法行為が許されるものではない...テントによる不法占拠の件

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こうした指摘に、「反原発・かごしまネット」代表の向原祥隆氏は「(テント設置は)原発推進派は目障りと思うかもしれないが、表現の自由だ。迷惑を起こしているわけではなく、海を懸命にきれいにしている。暴言なども確認していない。そんな人は出入りしていないはずだ。みんな大人なので、節度ある行動が前提だ」と述べた

いわゆるプロ的な市民運動の一つとして、その運動をアピールするために該当する場所にテントを張って不法な占拠状態を成して、そこに長時間はりこんで存在感としてのプレッシャーをかけるだけでなく、周囲に多大なる迷惑をかける「運動」をするムーブメントが盛んになっている。目立てば、伝えられれば良いとする方向性は、まさに悪質系まとめサイトや一部報道と似たようなもので、指摘があった場合の反論も大よそ同じ、表現の自由。自由と自由奔放とは別物で、自由は責任や義務とリンクしているものでしかないのだけど...とは何度となく説明している通り。

先の沖縄米軍基地での映像を観た時の印象はゾンビ集団でしかなく、むしろ演出無しでよくぞあそこまでゾンビっぽく行動しているなと感心したけれど、今件はまるで映画に出てくるチンピラなどの借金取り立て的な...いや、違うな、今や歴史的一時代のものとなった「地上げ屋」だな。そんなイメージ。


指摘の通り「表現の自由」を悪用する手法って、昔から、今でも一部では行われている、大学の敷地内で看板を立てているのと何ら変わりはない。繰り返しになるけれど、「自由」というのは何をやっても許される免罪符ではなく、そんなものは決して許されるべきものでもない。


適応させる法令はいくらでもある、つまり法的強制力を実施するだけの裏付けはあるのだから、可及的速やかに地域住民の安寧と治安回復のために、しかるべき措置を取るべきだとは思うのだけどね。というか、それをしなかったために増長したのが現状なのだから。弾圧だなんだとの反論もあるだろうけど、違法行為を継続し、周囲に迷惑をかける行為を取り除くことの、どこが不当なのだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月17日 09:05に書いた記事です。

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