うちはシステムが殆ど合理化されてるので、例えばゲームを作って売る時はAPPStoreのボタンを5回くらいクリックすれば10分で店頭に並ぶし、会計は向こうから送られてくるファイルをソフトに掛けてワンボタンで5分掛からないし、広告出す時はYoutubeとかで5分で出せる
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 17
他の会社がやってる「営業・経理・広報・小売との対応」1ヶ月分がだいたい俺がやれば30分くらいで終わるようになってる。後はゲーム作って、広告のプロモーションムービーを作るだけ。
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 17
そしてゲームを作る時にはUnityのAssetStoreに行く。そこには一流プログラマが作った転用可能なプログラムが20$で売ってるから、それを買って使えばゲームの共通基盤である「アイテムをクリックして使用する画面」などが手に入るので、個性を出す必要のない部分はそれで片付ける
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 17
すると残りは「デザイン」「音楽」「3Dモデル」「アニメーション」などに絞られるが、これらもAssetStoreで汎用品が売ってるので「道端の木」とか「汎用効果音」は店で買える。最終的に作る物は「ゲームルール」「敵や主人公」「テーマソング」など中核のみである。
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 17
こういう感じで現代レベルまで仕事を合理化すれば旧世代の5%くらいまで労働時間を圧縮できるし、それを目指してITを導入してる筈なんだけど、何故か機械だけ導入してAppStoreやAssetStoreみたいなシステムは導入しない。これが多分日本の労働時間が短縮されない理由の1つ
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 17
当方自身はゲームプログラムを作っているわけではないのだけと、かつてそれを一歩引いた場所から見る立場にあったことや、ゲームに限らずウェブを用いる作業全般において参考になる概念、発想って事もあり、覚え書きも兼ねて。
要は共通化できる部分はどんどん共通化させる、あるいは既存のシステムを用いて手間を省き、注力すべきところにリソースをぶち込んで効率の良いものを創り上げていくという発想。すべてがすべてかくあるべしってわけではないけれど、テンプレ化的なものはウェブ周りでもレポートでもごく普通に行われているだけに、改めてシステマチックに説明されると、ああ、なるほどと思ってしまう。
ほぼ同時期に「スマホ系には似たような操作系のゲームが多い」という話が持ち上がっていたり、そこから「偉大なるマンネリズムって言葉があったよなあ」と思い返したりしていたので、納得感もひとしお。似たようなと認識させてしまった時点でちょいと負けだけど、逆に言えばその共通・類似部分が気にならないぐらい、特異的部分を際立たせる、個性づければよいまでの話。カレーを提供するのはどこの店でもお皿とスプーン。ラーメンどんぶりやフォークを提供することは無い。カレーそのもの、ごはんそのものの美味しさを見てね、そんなイメージ(まぁ、お皿もスプーンも一定レベルですらなければ問題なんだけど)。
「上司が指示を入力するとそれが社内LANに掲載され、社員が自由にクリックして仕事を選べる、仕事が終わって報告して上司が承認ボタンを押すと自動で労働ポイントが加算され、一定ポイントで仕事終了さっさと帰れ」みたいな楽な管理システムとかとセットじゃないとITは意味が無い
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 17
@satetu4401 それに似たシステムとしてクラウドソーシングが「発明」されて、クライアントが登録した仕事をフリーランスが処理していって報酬を得るという「社会」もできているんですが、仕事の需要が少なすぎて供給過多になっています。上司が仕事を仕分けする機能はありませんが。
— たまはガネ (@brave7phoenix) 2015, 10月 18
@brave7phoenix 皆ができる仕事は取り合いになって、難しい仕事だけ余ってるみたいな状態なんだろうねえ
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
あくまでも「システムを利用するためのPC」であって、PC単体じゃワープロと殆ど性能は変わらないわけよ。ネットワークに繋いでTwitterというシステムを利用するからこそ俺の発言がこうして大勢の人に伝わるわけで、この箱は個人の能力を上昇させる装置ではないわけ
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
PCは「車」であると同時に「資源を無限に使える建築工業機械」なんだよ。「車を時速300kmで華麗に運転し3人を目的地に届ける」のはPCを100%使いこなしているとは言えなくて「目的地までの道路を敷いて自動運転車を走らせ5万人を輸送する」がPCの正しい使い方なわけ
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
@venjamin777 仕事を圧縮した部下に対して「よくやった後は自由時間だぞ遊べ!」って言う上司も強いですよね、日本だとしまむらの社長とか
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
クラウド系云々ってのは雰囲気的に、今のウェブ界隈における漫画とか、絵とかがそれに近い雰囲気になってるのかな......。ちょっとばかり方向性も違うような気がするけれど。パソコンの道具としての使い方を一次的なものに留めるのか、二次的なものにまで広げて活用するのか。この発想は色々と応用できそう。「勝手に仕事をしてくれる」という方向性もあわせ。
残業がどのくらい人生を奪っているかというと、8時間労働、8時間睡眠で既に16時間消費してるし、飯風呂通勤で4時間消費したら残り4時間しかないわけで完全ホワイト会社でこれよ
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
そして残った4時間で恋愛だの子供との触れ合いだの将来に向けての勉強だの「自分の人生」をやるわけで、残業が社会にとってどれだけ害悪かっつーと、2時間の残業で人生の半分を奪ってる事になるわけよ「1時間残業するごとに人生の4分の1を失う」という認識は持った方がいい
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
10兆円を1億人で分けると10万円にしかならない。つまり人々を搾取してる金持ちから毎年彼らが破産するくらいの金を奪っても精々みんなの年収を10万円づつ上げるのが限界なわけで、何で皆貧乏かっつーと「今のシステムの総生産量が低いから」なのよ、富の偏りが原因じゃない。
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
フィクションに首まで浸かってると「何処かに悪者が居てそいつが搾取してるから貧乏なんだ」という思想に染まりがちなんだけど、現実は大抵「全員がちょっとづつ低能なせいで、その積み重ねの結果として貧乏になる」という構造なの
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
例えば平均年収300万として国のシステム不備のせいで5000万人が「毎年10%の無駄な労働をしている状態」だったら、年間15兆円の損失が出るわけよ、逆にシステムが改善されて10%効率化されると年間15兆円の利益が出る。10%でこれよ? 金持ちから取ろうと試行錯誤してる場合じゃない
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
ちげーよ5000万人を「10%過労させて10%多く生産する」という思考自体をドブに捨てて「10%労働時間を短縮して今と同じ生産する」のを目標にしろって話だよ。
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
そうすりゃ収入据え置きで暇が出来るだろ? 金が欲しい奴は自発的に追加の労働するから生産性が上がるんだよ。そこを勘違いして「労働時間が短くなったから給料も減らす」とかいう低能な支配やってるから、労働者に効率化の動機がなくなって際限なく非効率になっていくわけ
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
例えば俺が人に仕事を頼む時、俺が8時間掛かると思って2万円で頼んだ仕事を相手が10分で仕上げて成果物を寄越したら「盗品じゃないか調べた上で、2万円支払って、同じ仕事をもう10個纏めて20万円で頼む」よ、そうすりゃ俺は1日か2日で1ヶ月分の成果物が手に入るわけ
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
これをケチると結局20万円+30日の待ち時間を支払うことになるわけで、20万支払って28日節約できるなら、それだけで莫大なコスト削減になるのよ。10人社員を抱えてる会社なら1ヶ月の人件費諸々で1000万くらい掛かるんだから、20万支払っても980万の節約になるわけ
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
んで最終的に何が最大の利益になるかって「8時間の仕事を10分で終わらせるぐう有能な人間とのコネクションが繋がること」だよ。この価値は計り知れない。次マジで時間なくてヤバい時の緊急手段として使える。
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 18
で、これに関連して残業の罪深さをリソースの概念から考えたもの。この考え方は正しいか否かは別として、一考に値する。お金ってのはさまざまな物品やサービスの対価としての指標価値・概念であるのと共に、時間の圧縮も可能なものとする。もやもやとしたものでも、この概念が使えると非常に強みを得られることになる。ぶっちゃけると、ソーシャルゲームやアプリゲームにおける「課金」による、通常アイテムのまとめ買い的なものも、要はこれなんだよね(課金でないと手に入らないスペシャルアイテムの類は別)。
「上司が指示を入力するとそれが社内LANに掲載され、社員が自由にクリックして仕事を選べる、仕事が終わって報告して上司が承認ボタンを押すと自動で労働ポイントが加算され、一定ポイントで仕事終了さっさと帰れ」みたいな楽な管理システムとかとセットじゃないとITは意味が無い
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 10月 17
まさにこれ。アジャイル開発の方法論を見てるとこれに近い感じがする。 https://t.co/7pdShqn2bA
— Yuji OTAKA (@namae_muzukasi) 2015, 10月 18
究極のアジャイル型開発(「帰らざる時の物語」(松本零士)から) pic.twitter.com/eIFgHNKbLd
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 10月 18
まぁ、最後のは冗談だけど、こんな発想もありかなあ、という感じはする。
コメントする