ネタ的な話と思っていたモンスターペアレンツ話が続々と登場する報告書に驚愕

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モンスターのような主張、言いがかりをする保護者のことをモンスターペアレンツ、略してモンペと呼んでいる。一般常識的な思考を持つ人ならそんなことはするはずがない、考えたとしても行動するのは少々常軌を逸しているのではと考えてしまうような行動の数々。まるでソーシャルメディア上で目を引くためのネタ話的なものにしか思えないような内容。それらの数々のネタ話的報告がずらりと並べられていて、昨日プレスリリースポータル上のリリースを経由して確認したその内容に、少々驚愕した次第。いや、マジでネタとしか思えないんだってばさ。

......ただ、「銀と金」で大金を失った人は仏のような人でも悪魔になる的な話が挙がっていたけれど、人はちょっとしたきっかけで理不尽さの塊を有する、軸がずれた行動をしでかすことになる。倫理から外れた行動をしていると自身が自覚しているのではなく、軸そのものがずれているから、自分は正しい事、倫理的に合っていることをしているはずだとの認識で行動するので、余計にタチが悪い。震災後に目の前で何度かそのような状況を目撃しているので、作り話や「有り得るかも」レベルのものでは無いってことは、十分に理解している。

リリースの「理不尽な要求をする保護者が増えた背景とは...?」では、モンスターペアレンツのような理不尽行為を行う大人が増えた理由がいくつか挙げられている。ネットの普及でスタンピード現象が起きやすくなったのではとの指摘は、ああなるほどといった形。一方で、社会がこうだから仕方がないってのは、結局悪しき行為を肯定してしまいかねないので、首を傾げるところもある。

社会全体がこうなっているから仕方なく理不尽な行為をしている、許してねと叫びながら手を挙げた場合、挙げられた対象(今件ならば保育士)は殴られ損となってしまう。利己主義に走りたくなる状況にあるのは理解できるけれど、それを理由に第三者に実害をもたらすことは正当化されてはいけないんだよね。それがまかり通るのなら、それこそ「お客様は神様だから何をしても良い」という話になってしまう......いやむしろ、その発想が根底にあるからこそ、ワガママがモンスターペアレンツ的行動として体現化してしまうのかもしれないな。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月20日 07:35に書いた記事です。

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