(想像してごらん)太宰治が江戸川乱歩的な人気の出方をして、戦後死ぬこともできず「飛べ!メロス」「潜れ!メロス」「メロス対ルパン」とかの続編を乱発してる世界。もちろん毎回セリヌンティウスが捕まってるのだ。
— ゾルゲ市蔵 (@zolge1) 2015, 10月 21
出だしも毎回激怒するメロス。
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— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 10月 21
すでに青空文庫入りしている太宰治の短編小説の中では「人間失格」と並び知名度が高く、さらにストーリー自身も短めなことから内容をよく把握されている点ではそれ以上ではないかと思われる「走れメロス」。何度となくコミック化もされているし、イメージも沸きやすいのだけど、それがもし続編が書かれるような状況だったら......というもの。まぁ、太宰治の作風を考えれば、大よそ想定しがたい内容ではあるのだけど、有り得なくもないし、時代かちょいとずれていれば「走れメロス アンソロジー」なんてのが登場する世界線もありかもしれない。
「偉大なるマンネリズム」との言葉がある(むしろ当方が創ったのか?)けれど、素晴らしいテンプレができあがると、それに従ったものは原作を超えることはないけれど、それなりの質が確保される。今件のようなパロディ的な続編の類も、恐らくは許容されるだろう。それはテレビの時代劇シリーズと何ら変わるところはないわけだな。「水戸黄門」が良い例。
1クール12話で、毎回冒頭で激怒し、毎回毎回別の理由でセリヌンティウスが捕まり、意味なくメロスは走らされ、24分辺りでヘトへトになって到着するメロスアニメを見たい QT @Fuwarin: 出だしも毎回激怒するメロス。
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— 芋煮会で足だけビヨンセ【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 10月 21
メロスは再び激怒した。必ず、再度邪智暴虐化した王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、テレビニュースを観た。新聞を読み、まとめサイトを眺め、ツイッターで政治評論家を自称する人をフォローした。けれども政治に対しては、やっぱり少しもわからなかった。
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4話目辺りでメロスが捕まってセリヌンティウスが走るか妹が走るかで揉め、妹が捕まってメロスの結婚式のためにセリヌンティウスが走ったり、もういっそ暴君ディオニスが激怒して走ったり、そのバリエーションの酔を究めて欲しい。スペースダンディのスタッフで。
— 芋煮会で足だけビヨンセ【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 10月 21
「メロスは今週も激怒した!もちろん来週も激怒する予定だ。来週も見てね!」
— 芋煮会で足だけビヨンセ【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 10月 21
「メロスは王との約束に勝つ。だがそれはすべての始まりにすぎなかった。新たな追手から逃げるメロス。暴君ディオニスの傲慢は、自分が彼を救おうと決心させる。次回、「見知らぬ、結婚式」。この次も、激怒、激怒ぉ!」
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(想像してごらん)「走れメロス」が続編をどんどん作るうち、セリヌンティウスは娘の美少女とかになって、メロスも王の襲撃に備えカッコいい鎧とか着てチームを組んで走り始める。待て、よく考えたらもうやってるぞコレ。 pic.twitter.com/piNM3gM40h
— ゾルゲ市蔵 (@zolge1) 2015, 10月 21
ネタが四方八方に飛び交って元ネタがどこにいったのか分からなくなった感もあるけれど、今件は有る一つの方法論を想起させてくれる。青空文庫に収録されているような、皆がある程度認識している、そして著作権周りで心配の要らない名作は、色々といじる素材としては結構良いものであるってこと。この方法論の類似手法として有名なのが、
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