生活保護。公的データとしての平均的世帯のお財布事情が見つかったのですけど、そこに至るまでのお金の動向までは当然ながら分からず。事故や障害、母子・父子家庭化によるものならともかく、高齢層に係わる疑問の解消までには至らず......特異な事例による印象記事ではなく、統計値が欲しいのよね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 10月 21
これな。理由がよう分からんから生活保護の話はなかなかできんのだなあ... RT @Fuwarin: 生活保護。公的データとしての平均的世帯のお財布事情が見つかったのですけど、そこに至るまでのお金の動向までは当然ながら分からず。事故や障害、母子・父子家庭化によるものならともかく、高
— やまもといちろう (@kirik) 2015, 10月 21
生活保護の人「医療費が割高」...過剰な診療? 最大1.5倍 https://t.co/oJivzPoDOg コメント欄も合わせ。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 10月 22
先日社会福祉と国家リソース周りでもちょっと触れた、生活保護関連の話。ごく少数の事例を挙げて云々するってのは、その特定事例への配慮や考察においてはともかく、全体の事案を考える上では適切では無く。そして生活保護の多分が高齢者向けとなっている状況を思い返し。底に至るまでの蓄財などの事情はどうなっているのかな、という疑問が沸いている。
上でも触れているけれど、例えば事故や障害によって、あるいは人間関係の事情から母子・父子世帯となってしまったりなど、就労年齢層において保護を申請せざるを得なくなった場合は、多分に仕方がない、支えるべき対象となるのは言うまでもない。むしろ現状より手厚い保護をするべきだとすら思っている。特に母子・父子世帯。
一方で、単純な高齢層において、生活保護を申請する状況となった場合、上記のような事案が併発していた場合はともかくとして、それ以外の場合、公的年金に加え、これまでの蓄財はどこにいったのだろうかとの疑問が沸いてくる。
公的年金のみでの生活が難しい。これは分かる。色々計算しても、各種統計による平均値を見ても、私財の切り崩しが前提となって家計が成り立っているから。ところがこの辺りの状況が一体どうなっていたのか、就労年齢だったときに、何処まで自分で蓄財をして備えていたのか、退職金などはどこにいったのか。それらを説明する情報がほとんどない。個別ケースでは語られることはあっても、統計値として出てきたものが見つからない。上で言及している公的データは、あくまでも現在の生活保護世帯におけるポートフォリオであり、そこにいたるまでのライフスタイルは分からない。
あるいはキリギリスが冬になってアリの家の扉を叩く、そんなケースもあるのではないか。上記の医療費周りの話にもある通り、浪費が成されている事例も少なからず見受けられることも合わせ、色々と考えさせられる。
社会的リソースに余裕があれば、無尽蔵に沸いて来くるのなら、あまねく事例に対して手厚いサポートをするべきではあるのだけど。種もみまで食い荒らそうとする動きが堂々となされかねない昨今、この辺りはしっかりと検証する必要がある気がする。
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