アメリカの夫婦世帯の7割は夫婦共働き世帯

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アメリカの民間調査会社Pew Research Centerが先日発表した調査結果......ではあるのだけど、今件データのうち上記のものを含めたいくつかは、同社の調査結果そのものではなく、公的なデータベースであるiPUMS-CPS(Integrated Public Use Microdata Series-CPS、米国ミネソタ
大学人口研究所のデータベース)の値を元にしたもの。

日本って共働き多いよね的な話はよく聞くけれど、実のところアメリカもさほど変わりないよなあ、というのが実情。なおこの比率は世帯内に少なくとも1人以上の18歳未満の子供がいる世帯における値なので、高齢層世帯はあまり含まれない。また同性婚も該当していない。まぁ、いわゆる平均的な子持ち世帯。

フルタイムの夫婦世帯が多いのは、やはりベビーシッターなどが普及浸透しているってのもあるのだろう。専業主婦は26%、専業主夫は6%でしかない。

経年変化を見ると、専業主婦の割合が減り、共働きが増えている......けれど、今世紀に入ってから兼業主夫が減る傾向が見えている。この辺りの動きは結構興味深い。また共働きにおける夫婦の家事ポジション等に関しては、Pewの調査としていくつかの統計値が出ているので、時間があれば日本との差異も合わせ、検証してみたいところではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月 7日 08:10に書いた記事です。

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