今から27年前、ドラクエ3ではぐれメタルが7匹も登場し、友達に自慢したくて写真撮ったが、フィルム撮り終え現像に出し焼きあがる頃にはすっかり冷めてしまい誰にも見せてない1枚がこれ。 pic.twitter.com/JWiXfxzpHy
— 銀輔 (@0916tai) 2015, 11月 8
この類の話は往々にしてコピペなりフェイクのリスクがあるのだけど、色々と検証してその類のものでは無かったようであることに加え、色々と感慨深い、検証に値するものがあったので、チェックも兼ねて。ファミコン(ファミリーコンピューター。任天堂の初代据え置き型家庭用ゲーム機)用の「ドラゴンクエスト3」で登場するレア系のモンスター、はぐれメタルが山ほど登場したってことで、非常に珍しいことから写真に撮ったというもの。
今なら画像の取り込みなりスマホで撮影なりで瞬時に撮影し、それを即時ソーシャルメディアに投稿するお気楽極楽モードだけど、当時は画像を取り込むっていう概念自身が一般の人には無く(雑誌用の撮影はシャッタースピードを変更できる一眼レフタイプのカメラや、業務用の数十万円もするビデオプリンターを使っていたらしい)、画面上の話を証明したり第三者に見せるのは、こんな感じでフィルムカメラに撮影することぐらいでしかできない。もう少しあとになればビデオで録画ってのもアリなパターンが出て来たんだろうけど。
コメントにもある通り、横においてあるノートは、セーブデータ代わりに「ふっかつのじゅもん」を書き記すためのノート※。使われているテレビは当然ビデオ端子が無いので、アンテナのコネクタを専用の機器でつなげて信号をやり取りする感じ。これらも実質的には、ロストテクノロジー的な感じになるのかな。
テレビそのものの造形や、カメラで画像を撮ったこともあわせ、当時は何気ないものでしかなかったのだろうけど、30年近く経った今では非常に価値のある一枚となった次第。ネットが無ければこの類の「資料」も埋もれたままだったんだろうなと思うと、色々と感慨深いものがある。
※ツッコミがあったので但し書きとして。該当ツイートのレスポンスにある通り、写真に写っているノートは「ドラクエ3」のではなく「2」用の「ふっかつのじゅもん」用ノート。記録をたどると、当時はポラロイドカメラを使って記録云々なんてのもあり、色々と時代の流れを覚えさせる......ってポラロイドカメラっていう言葉自体が死語になりつつあるのか。
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