日本郵便の公式サイトでも「絵師」との言い回しが使われる時代

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「絵師」という言葉自身は随分と前から存在しており、またニュアンス的にも色々な解釈ができることから、あまり好まない人もいるのだけど、現在では大よそ絵を描き連ねる人を指すことば。作家とか創作家でもいいと思うのだけど、多分に文章や彫刻家のイメージが強いのかな。

まぁ、色々と調べてみると元々は浮世絵の原画とか日本画の描き手の画家を意味するもので、そこから転じた......ってああ、同時に「アマチュア」との意味合いもあるのか。「師」という言葉自身には技工家的な意味があるので、尊敬の意味合いが強いのだけどね。

で、その「絵師」という言い回しは多分にネット上のスラング的なところが大きく、また企業周りでは使われることは滅多にないのだけど、年末に向けて毎年オープンする日本郵便の年賀状作成サイト郵便年賀.jpで、その言い回しが使われていた。

イラストレーターとかデザイナーでは無く、絵師。お堅いという意味では超一級の硬度を持つ日本郵便のサイトその言い回しが使われることに、感慨深さを覚えるものがある。残念なのはイラストがずらりと並んでいるけれど、誰が描いたのかが分からないこと。描き手側が今件のように名乗り出てくれれば話は別なんだけどね。

まぁ、一般企業なり絵描き系サイトなら、描き手の名前の明記と、pixivなりツイッターのアカウントへのリンクも張ってあるってのがパターンではあるのだけど......そこまではさすがに難しいのかな。でも今後に期待。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月 1日 08:10に書いた記事です。

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