PR会社ベクトル、週刊ダイヤモンドの「ステマ特集」で名指しされ見解発表 https://t.co/yTnsRfTLFY 隊長が予告してたのってこれかあ......
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週刊ダイヤモンド 2015年 11/7 号 [雑誌] https://t.co/sxB7J3Gbam
【特集2】ステマ症候群
急成長するPR会社ベクトルが掴んだノンクレジット広告の落とし穴 pic.twitter.com/EGhKvD6XN3
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今年の夏に日本のヤフーがステマ系記事の撲滅宣言をした上で調査を行い実際にいくつかのルートを遮断したことで本格化した(【Yahoo!ニュースがいわゆるステマ記事の徹底排除に本腰を見せ始めたとの話】)、日本のニュース記事界隈におけるステマ(ステルスマーケティング。今件をはじめ一般的には、広告主から直接対価を提供された広告(的)記事に関して、一般記事と同様のスタイルで掲載し、それが広告記事であることを認識させるラベリングをしないこと。読者はその記事を、広告であるのか普通の記事であるのか判断できずに目を通すことになる)、日本のネットニュース記事界隈のステマ問題。少し前からバイラルメディアだのネイティブ広告だの、広告と明記したものが避けられつつあるからちょいとばかり広告と分かりにくいものを創ればいいんじゃね? 的な風潮が広告界隈であっただけに、いつかどこかで歯止めかけないと、リスクという名の風船は大きくなる一方だよなあ、と思っていたけれど、ようやく破裂した感じ。いや、破裂しはじめた、というところかな。
弊社に関する「週刊ダイヤモンド」の報道について(ベクトル) https://t.co/GDFHb7n7Cr pic.twitter.com/rfhxteL50o
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「弊社を含めPR業界におけるメディアとの取引は、広告枠を購入するという形ではなく、必要に応じて編集協力費を支払うという商習慣が存在している事は事実であり、弊社もその慣習に従った活動を一部しておりました」
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「しかし、編集協力費を支払う事が、記事の内容やクレジット表記の有無を決めるものではなく、それらは最終的に編集権を持ったメディア側の判断に委ねられるものであり、我々PR会社がコントロールできるものではございません」
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【ステマ症候群:拡大版】 iPhone商戦の陰で広がる ステマ記事発注の舞台裏 | 特集 | デイリー・ダイヤモンド https://t.co/lEu4Ya5Z01 ダイジェスト版かしら。後読み pic.twitter.com/kmqNC8y1lT
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2015年8月12日 ステマ問題でヤフーが本格調査 浮かび上がる"黒幕"たちの存在|inside Enterprise|ダイヤモンド・オンライン https://t.co/SKkBcCIUdj @dol_editorsさんから
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今件に関しては当然、名指しされた某社は思いっきり反論をしているけれど(上場会社だから当然だね)、その内容を見ても、どうも今一つ歯切れが悪い。また、夏のヤフー周りの話辺りから、すでにシグナル的な動きは起きている......というか露呈し始めている。
恐らくは今件は氷山の一角で、まだまだ色々と多方面にあるのではないかな、というのが当方の観測。元々グレーゾーン的な部分が多分にあって、そのグレーも白に限りなく近いグレーとか、黒としか見えないグレーとか、その色合いは多種多様。その辺りは大人の配慮と倫理観で自制をかけておくべきだったのに、「グレーだから黒じゃないので別にいいじゃん」とばかりにやんちゃぶりを見せ、拡大再生産を続けたものだから、「ああ、こんな状況ならもうグレーもブラックとして取り締まらないとヤバいよね」ってのが現況。無料配布の試食コーナーに行列ができて、商品が売れなくなったり、その試供品を集めてパッケージ化して売り出す輩も出てきたってところ。
このような話が続くと、インターネット上の記事全体に対する信頼感が損なわれるし、広告への忌避感もさらに強くなる。その観点においても、この類の事案は積極的に「ダメだよ」と声を挙げていく必要があると思うんだよね。
ただここで気を付けねばいけないのは。今件はどうもインターネット上の記事に限った話で進んでいるっぽいんだけど(週刊ダイヤモンドそのものはまだ本冊子を取得していないので読んでない)、このような流れがあるってことは、紙媒体では当然のように行われていたことを示唆するんだよね。ネットの場合は広告効果が明確に数字化できるから、問題がより一層分かりやすくなっているだけの話。
また、「広告のラベリングをしていないからダメといわれるだけの話」「広告って表現をすると避けられるのだったら、別の表記をすればいいじゃん」との意見もある。そのような話を目にすると、ああ、結局グレーゾーンをかき混ぜることのリスクを理解していないなあ、と残念に思ったりする。そのような発言を広告関係者が語るとなると、もう、ね。
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