①今週発売の週刊ダイヤモンド掲載のステマ関連特集記事が何かと興味深そうです https://t.co/pGcrI98RKb の週刊ダイヤモンド最新号取得。まいった、行動領域内のコンビニでは全滅。本屋まで足を延ばしてようやく確保。 pic.twitter.com/1VPr0T0EvL
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 3
先日の【今週発売の週刊ダイヤモンド掲載のステマ関連特集記事が何かと興味深そうです】で紹介した、ステマ事案の特集記事が掲載されている週刊ダイヤモンド最新号。サブ特集ってことでページ数は限定されているのだろうし、なんだか釣られたような感じもするのだけど、やはり目を通しておく、記録保全はしておくべきだろうということで調達......しようと思ったのだけど、いつも足を運んでいるコンビニでは壊滅。どうしたことだ。ぐぬぬ。ってことで本屋まで足を運んでようやく確保。
②以前から指摘している、ポータルサイトのニュース配信の仕組み「提携先からの記事の転用」「転用された記事はポータルサイトの肩書により大きな権威を付加される」を悪用し、ポータルサイトに記事提供をしているサイトにステマのアプローチをかけた。そんな感じですね。要は権威のつまみ食い、盗取。
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③...これ、要は直接クライアントと書き手の間での金銭的なやりとりでは無く、中間に挟まっているからステマでは無い、と解釈してたとの認識でよろしいのかな? 某大手ブログサービスでは(現存するかは知りませんけど)利用している芸能人たちに関連商品の記事を書かせるプランを
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.@Fuwarin ③-a 読みなおして補足というか修正。
・ステマ自身は違法性は無いと解釈される可能性が高い。媒体の倫理観、信頼性の問題
・ヤフーをはじめとした「巨大なPVが稼げる大手ポータル」へ記事を転用するサイトが対象
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.@Fuwarin ③-b)そのサイトではステマ(ノンクレ)記事はOK。そのサイトと企業とのマッチングを行う(A)
・ノンクレ記事が大手ポータルに「ノンクレ」状態で一般記事のように転用され拡散力UP&一般記事としての信頼性ゲット
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.@Fuwarin ③-c)・巨大PVが得られれば「実績」として(A)の交渉の際の企業に求める対価アップ
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④広告のスタイルとして提示していたはずですが、あれもステルスマーケティングになりますね。先日のリリースの通り「どうするかは各メディアの判断次第だから、うちには責任は無い」との主張が確認できますけど...どうなんでしょう。
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⑤というより、上場企業で今の今まで、誰も問題性を指摘できず、夏のヤフーの挙動で(無論その前提として欧米でのネイティブ広告への反発もありましたが)はじめて動き出したというのも、色々ともやもやと。法的には問題なさげだから別にいいじゃん、では。もやもや。
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⑥ダイヤモンド社自身のコラム記事の最後「後は、読者が各メディアのスタンスをどう思うか、である。結果的にそれが読者の信頼を失うのであれば、メディア側の自業自得といえる。」これに尽きるかしら......。
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⑦特集記事の最後のインタビュー記事を読む限り、本来の意味での確信犯なのか、一般に使われている意味での確信犯なのか、判断が付きにくいです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 3
⑧ちなみに、先に呈したダイジェスト版のウェブ記事ではモザイクがかかっていた「相場表」。これ、確かに圧巻です。カジュアル系、トレンド系のウェブ媒体は結構な量が。各方面で読者への信頼回復のための動きが活発化するでしょうね、きっと。ポータル側も大掃除が始まるかしら。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 3
⑨ネット上の記事に係わるノイズが減って、信頼性が回復するきっかけになり、まっとうな記事が評価される機会が増えるのであれば、そしてポータル系サイトの権威の盗取が減るのであれば、喜ばしい話には違いありません。(終)
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(・x・ ).o0○(ポータルサイトへの他サイトからの転送記事による記事構成上の弱点を「裏ワザだ」的に認識して、それを悪用したビジネスモデル。「やりすぎたんだ」。
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で。何度か読みなおしてツイートしたり修正のツイートし直しをしたりで、大よそこんな感じで把握。当初のイメージとは少々異なり、ポータルサイト側はむしろ権威・仕組みを悪用された被害者的な立ち位置みたい。そりゃ自社サービスの記事部分に、実質広告を勝手にぶち込まれて価値を付加させて、プレミアついたから云々と高額取引させていたのでは、ね。ブランドの悪用みたいなもんだ。
ダイヤモンド社におかれましては、このノリで是非ともテレビや新聞、ラジオ、雑誌各媒体に対しても、同様の疑念に関して......と思ったのだけど、ポータル転用による「効果」の底上げがないのが、従来媒体とは大きな違いだな。
ただ、例えば新聞や雑誌の記事が「今日の出来事」的にコメンテイターの戯言と共に紹介されるコーナーって結構あるので、その意味では似たような事例はあるかもしれない。また、拡散の仕組みを利用したもので無ければ、ステルスマーケティング的な記事そのものは従来媒体でも山ほどある。その辺りを考えると、読者に背を向け、広告主にばかり頭を下げていると、じきに読者から見放されかねないぞ、という感は否めない。
今件を受け、各ポータルサイトはどのような動きを見せるのかしらね。知らず知らずのうちに広告を勝手に配信させられ、読者からの信頼を失わされてしまったようなものだから、ねえ。
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