国民年金は老齢年金をもらうためのものというより、障害年金をもらうための生命保険と考えるとオトク。まず支払った保険料は全額控除され(生保だと最高12万円)、1級か2級の障害者になると毎年非課税の97万円or78万円が支給される。普通の生命保険だとこうはいかない。
— レフィル (@Primus_Pilus_) 2015, 11月 4
「案外認識されていない面があるが、公的年金制度は単に「高齢になると受け取れるもの」(老齢年金)だけでなく、「重度の障害を負ったとき」(障害年金)や、「一家の稼ぎ頭が亡くなったとき」(遺族年金)にも所定の給付を受けることが出来る。いわば生命保険、部分的な医療保険の役割も」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 4
20-30代は満足派1割のみ...年金制度への不満感、若年層ほど大きい傾向 https://t.co/eqdzTSzfDj からセルフ抜粋
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 4
公的年金制度、特に国民年金に関しては年金保険料の支払う側と年金としての受取りをする側で、現在の年齢によって多分に不公平感があることが大問題となっている。自分の掛け金がそのまま戻ってくるタイプでは無く、「将来受け取るための権利確保料」的なものになっていること、支払い側と受取側の人数のバランスの問題がネック。
その辺りはざっくりと改革をしなきゃならないはずだけど、今件はそれはひとまず置いといて。公的年金であるがためのメリットは他にもあるよ、という話。これは引用している本家記事などでも言及しているのだけど、年金問題が語られる際には、ほとんどスルーされているんだよね。税金の控除と実質的に生命保険・医療保険も兼ねているってこと。
金額的に高いか安いかは個人の判断次第ではあるんだけど、少なくとも国民年金を支払う立場にいる人においては、間違いなく有利。まぁ同時に国民年金基金にも加入したり、その他諸々の制度も使い倒せばさらにお得。その辺りは結局、知識がそのまま利益に直結する、良い例なんだよね。
以前の職で、ちゃんと年金の加入周りで手続きをしていなかったために、障害年金を受け取ることができずに悔やんだ事例ってのも目に留めているので、この辺りは結構切実。保険ってのは当然の話ではあるんだけど、適応する状況になってはじめて、「やっておけばよかった」「やっておいてよかった」と認識できるものだからね。
まぁ、公的年金における保険制度ってのはあくまでも副次的な話で、それをメインとして考えるのはまさに本末転倒ではあるんだけど......ね。
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