自動運転車と高齢者の運転リスクの問題と

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トヨタ自動車に続き、日産自動車も報道陣向けの自動運転車試乗会を開いた。トヨタは高速道路だったが日産は一般道だ。歩行者や信号機のある一般道は高速道路より自動運転が難しい。だが後部座席に乗った記者は一般道をすいすいと走るクルマに感嘆。トヨタの自動運転も高速道路で体験したが、甲乙つけ難い技術水準に新たなクルマ社会の到来は近いと確信した。

先日の本家サイトの記事【夢か現実か・自動運転車に乗りたい? そしてその理由は!?(2015年)(最新)】で触れた、自動運転車の話。前回書いた時には「夢みたいな話なんだろうけどグーグルとかが始めているよね」的な言い回し程度だったんだけど、オリンピック周りから色々と話題が出てくるようになり、日本でもいつの間にか2017年やら2020年代までにこんな感じのを創りたいよね的プロジェクトが立ち上がっていて、需要が急拡大しているなあ、という感を覚える形。将来的には音声入力による全自動自動車......というか、自動移動車両的なものができるのかな、という夢が、ちょっとだけ前進した雰囲気がある。

まぁ、でも事故リスクとか正しい場所へ移動できるのかなどといった技術を考えると、現在では半自動以上のものは創りにくい、出来ても普及はさらに先になるのかもなあと思ったりもする。本当に全自動にしたいのであれば、運転手付きのハイヤーとか、バスなどの公共交通機関とさほど変わりが無くなる気がする。あるいは移動型ベッド(笑)。

で、それよりはむしろ、高齢者の運転トラブルへの対応策的な面を多分に考えた方が需要にはマッチしている気がする。それはまるで旅客機のシステム的な。


自動帰巣機能を持った機械っていうと、やはり身近な所ではルンバが想起されるので、やはりルンバ的な名前がいいよなあ、という冗談はさておき。高齢者向けの低速電気移動車あたりにも、この帰巣機能の類はあった方が良い気がする。ルンバ自身の実態を見ても、現状の技術では難しいそうだけどね。


指摘の通り、決められた道のりを進むだけならさほど問題はないのだけど、逐次状況が変わる普通の道路の走行とか、さらにはイレギュラーな場面への対処まで考えると、かなり難しいものがある。それこそ上記で触れている、旅客機のオートパイロット的なレベルにまで押し上げても、手放しな行動は難しい。

どこかで割り切りを見つけて妥協しながら、技術の積み上げをして、少しずつ形にしていくしかないんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月 7日 07:08に書いた記事です。

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