【段ボールで】災害などのとき袋麺に直接お湯を注いでそのまま食べるためのツール試作しました【どこでも作れる】 - Togetterまとめ https://t.co/26hEAUjDog カップ麺2食分スペースに、袋麺なら3食詰められるかもしれず、非常食としてはすごくいいアイデア。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 11月 4
湯を溢さないよう注げば、3~5分程度でほぼ全ての袋麺が食べられるようになります。ダンボールによる断熱+保温性もあって、手に持っても熱くなく最低限温かさを持続させます。フィルム外装を縁の部分に折り込めばスープ用飲み口になるのも特徴。 pic.twitter.com/SMmk46Yu2l
— ORTAS (@ortas_mknk) 2015, 11月 4
詳しくはまとめたトゥギャッターに目を通してほしいのだけど、この発想は無かったわ......いや、昔の貧乏生活系漫画に似たような話があった記憶があるけれど、ここまで体系化・実用化したのは超評価できる的な話。
簡単にまとめると、袋めんの類はお湯を使わずにそのまま砕いて食べる以外は、鍋などで調理して容器に移して食べるしかないので、非常食としては使いにくい。で、海外では専用の容器にぶち込んで、袋を内側の防水面的な感じにして食するスタイルがあるとのこと。その発想を活かし、段ボール箱に設計図を描き、その通りに切り貼りして容器を創れば、その内面に袋めんなど袋形のインスタント食品をそのまま食せるスタイルが出来上がるというもの。災害時には非常に有益なものとなりそう。また、キャンプなどでも使えるよね、これ。
もちろん色々と考えると、問題点もいくつか出てくる。まずカップ系と比べて袋系のインスタント食品は容積の上ではかさばらないものの、その分賞味期限が短いので、備蓄品としては有益度が下がる。頻繁な入れ替えが必要になるからね。
また、写真を見る限りでは設計が結構複雑(簡単に見える人もいるだろうけど、工作が上手な人ばかりでは無い)なので、普通の段ボールの上に線を引いてザクザクと切り分けるのは結構難儀する。初めからこれ様に細工され、使う時には折って輪ゴムをつけるだけみたいな、数回使って捨てるだけ的なキットとして販売した方が良いかもしれない(防災用備品として)。あるいはさらに構造を簡単にする工夫を凝らすとか。
ただ、手持ちの素材で使えるものを増やすってのは、特に防災の面では非常に有益な発想であり、それを体現化して実用レベルにまで底上げしたこの技術力と実行能力は惜しみない賛美の対象となる。「いざ」という時の状況は多種多様な場合がありうるので、さまざまな手段を用意しておくことにこしたことはない。防災用品として別途開発するなり、防災系の商品の販売の際にはそれを納める段ボール箱にこの設計図をプリントするってのもありだよね。
......あれだよね。仕事先の徹夜作業時の夜食で最初に活用されそうだな。
コメントする