じわりと広がる要素って、はたから見ていて面白いって感じ取れることだよね

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先日の【同じハンバーガーにおけるプロモの違いに見たマクドとバーガーキングの勢い】でもちょいと感じた事。時系列は前後するけれど、そしてこれがすべてってわけではなく例外もたくさんあることに違いは無いのだけど(女性は特に、むしろ「個人to個人で伝わる、口コミ的な話」の要素って大きいと思う)、面白さが広がっていくのって、この指摘の要素が大きいのかな、という感はある。

直接薦められると逆に引く、疑いを持ってしまう。けどはたから見てると面白そうなものには、つい関心を向けてしまう。ステルスマーケティングが無くならない、隙あらば企業側ががつがつと展開しようとしているのも、結局この「客観的な視点で誘惑にかられてしまう」力ってのが非常に大きいから。

その意味で、おそ松さんの話は指摘の通り......な感はあるけど、個人的にはちょいとばかりノリが鋭角過ぎて、今後がちょいと不安な感もある。バーガーキングの方はまれに見る成功例(少なくとも知名度はグンと上がった)となったことから、似たようなキャンペーンが今後出てくることは容易に想像ができる。

もっともバーガーキングの話に限ると、どうも「ビッグ」でトライした人の大部分が男性っぽいのが気になる。元々ハンバーガーの大きなサイズを食するのが男性だってのもあるけどね。上記で挙げた「雰囲気による浸透は男性の方が共感は大きい感じ」「個人to個人の口コミは男性よりも女性の方がよく行う雰囲気がある」とも合わせ、検証する必要があるのかもしれない。

余談になるけど「かがみでコマーシャル」の件。詳しくは解説、あるいは本編そのものを目に通す機会があれば見てほしいけれど、一部で指摘されていた通り、良い雰囲気を披露することで客観的な視点からの興味関心を覚えさせるという、マーケティング・プロモーション的な方法論を分かりやすく説明する作品になっている。実のところドラえもんに限らず、藤子・F・不二雄先生の作品には、この類のものが少なくない。「オヤジ・ロック」「並平家の一日」が非常に良い例。興味がある人は、是非ご確認を。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月 9日 07:53に書いた記事です。

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