↑ 2008年4~6月期→2015年7~9月期に至るビッグコミック系各紙の印刷証明部数減少率
↑ 2015年4~6月期→2015年7~9月期に至るビッグコミック系各紙の印刷証明部数減少率
本家サイトにて【「妖怪ウォッチ」は余韻すら消え去り、前年同期比では1誌以外すべてマイナス...少年・男性向けコミック誌部数動向(2015年7月-9月)】で少年・男性向けコミック雑誌の印刷証明部数周りのデータ・記事更新を行ったので、こちらでも定番の、小学館のやらかし雑誌ビッグコミック三誌における部数動向を。
取得可能なもっとも古い値となる2008年4月から6月期における部数からは4割5割は当たり前な状況。まぁ、紙媒体そのものが勢いを無くしているってのもあるけれど、10年足らずでここまで減るってのは、やはり加速度的に雑誌が売れなくなっているんだなという実感が。
興味深いのは直近四半期における前四半期からの推移。スピリッツがマイナス、つまり部数そのものは増えている。同誌のバックナンバーを色々と確認したけれど、増加するような要因が特に見当たらない。バリバリと部数が減る中で、この増え方は特異点。
まぁこれがトレンド転換による動きなのか、単なるイレギュラーなものなのかは、次四半期以降の流れを見定めていくしかない。個人的には同じ小学館の雑誌でも、むしろ週刊少年サンデーの方が気になる。あれだけダイナミックな改革宣言をして、部数の底上げがなされれば伝説になるのだろうけど、逆に余計に部数が減ったらどうするのだろうと、ちょいと不安だったりもする。
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