「ユーザーの目線を考えることが大事」 nendが語るアプリを少ないユーザーでマネタイズする方法と、トップランカーの広告収益額。https://t.co/RYgpnmYRvU 今回もためになるお話。 pic.twitter.com/MIeGIFb5eC
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 17
マネタイズってのは要するにお金を稼ぐこと。今件記事ではスマートフォン用のアプリケーションに絡んで、いかに効率よく売り上げを上げていくかに関して、具体例を挙げて解説されている......というか実用事例、しかも広告を展開するシステム側としての紹介だな。
スマートフォン上のアプリは現時点で収益方法としては大きく三つ。有料で購入させて利用させる、利用時にアドバンテージを得られる特典を有料で売る(ガチャとかもその良い例)、そして広告を展開して広告収入を得る。まぁこれは、パソコン向けのゲームをはじめとしたサービス、ウェブ上の記事でも大よそ同じ仕組み。
今件は主にスマホのアプリに関するお話で、ウェブ系には当てはまらないものも少なくない。例えば広告配置の話では、記事にあるよう展開をすると、検索エンジンから嫌われてしまうといったリスクが生じる(ファーストビューリスク)。そもそもスマホのアプリは一度組込まれるまでがネックで、あとは繰り返し利用される、ウェブサイトの場合は多分に検索やら他サイトからの流入がメインとなり、アプリのような同一人物によるリピート利用の度合いは「さほど」高くないって違いがある(スマホ上のニュース系・ブログタイプの記事は、実のところパソコン版のそれに近い。キュレーション系で来訪するパターンも最近増えている)。
ただ、利用者の便宜を第一に考えるとの視点は非常に重要で、その話は今記事で語られている通り。先日から問題視されているステルスマーケティング的な記事も、ユーザー視線で考えたら、そんなの出来っこないってことになる。
今件記事で当方が注目したのは、むしろ後半部分のビッグウェーブが来た時の対処法。一般記事やパソコン向けソフトではここまで機敏に反応する必要はないけれど(昔はともかく今では、テレビで紹介されてもあまりトレンド的な流れは来ない)、スマホの場合はテレビとの相性が極めて良く、しかも即時に反応が出る。スマホの利用状況をイメージすれば、すぐに理解は出来るはず。しかも幅広い層からの流入。一度ユーザーを確保できれば、リピーターにつなげる可能性が高く、しかもリピーターによる利用が多分となるスマホアプリでは、まさに偶然金鉱脈を掘り当てた......というよりは、突然芸能人が記者陣を引き連れて自分の店舗に来訪した感じ。
今件事例の「テレビに出た」は自分でテレビを観ていない場合は当然わからないので、アクセス解析のモニタリングが欠かせない。また、テレビと相性の良い媒体・サービスほど、連動性は高まる。スマホは特に。パソコンはあまり。まぁ、ウェブサイトなどの場合は、昔ほど連動性はないし、直接紹介されることも多分にないけどね。テレビのニュースから関連するキーワードを検索されて、結果として誘導されるってことはあるけれど。でもアプリや動画はダイレクトに紹介されるってことは十分有り得る話。その時の勢いは超スゴイ。
スマホのアプリを創ってアップしている人はもちろんだけど、ウェブで色々と展開している人、まぁ、記事に限らず絵でもいいにも、色々と「なるほど」と思わせる部分はある。
アプリに限れば。昔、個人向けのパソコンが流行りはじめ、先日イベントが行われたマイコンベーシックマガジンのような個人によるプログラムの生成とその投稿が一種のトレンドとなったような時代にも、似たような話があったようだけど。今のスマホアプリの界隈は、それに近いゴールドラッシュ的な雰囲気があるのかもしれない。あと、パソコン向けで英語ができるのなら、Steam辺りも該当するのかな。
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