子供が夜ゲームをやる時のやめさせ方
普通の親「目が悪くなるからもうやめなさい」
ゲーマー親「夜は強い大人でいっぱいだからやめときなさい」
— せりか@シャグマアミガサタケ【TFC】 (@serIKAchang) 2015, 10月 7
インターネットがまだそれほど普及しておらず、発売されるゲームも多分に一人プレイ用、マルチプレイやネットワーク対応だとしても精々ランキングに登録したり、データのダウンロード程度だった際には、ゲームで夜更かしをする子供にゲームを止めさせるのには、「もう遅いから」「寝不足になるから」「目が悪くなるから」が保護者の決まり文句。
寝不足は当然の話として、目が悪くなるから云々ってのはテレビや液晶画面で視力が落ちるのか否かってところで医学的問題が出てくるのだけど、ドライアイの件だけでも十分裏付けになる。まぁ後は当方自身の経験則として「画面の見過ぎは良くない。ゲームだとなおさら」。これは間違いない。夜だとどうしても暗くなるしねえ。
で、当然子供はゲームをしたい意思を優先する。目がすぐに悪くなるわけではないし、そもそもそんな理解はしていない。できるはずもない。1時間プレイするごとに頭を一発殴られるぐらいの痛みを覚えるのならともかく、すぐにペナルティが無ければ目の前の快楽に溺れるのは当然の話。
そこで大人が考えた、子供に素直に夜更かしゲームを止めてもらうためのセリフとして挙げられたのが、「夜は強い大人でいっぱいだからやめときなさい」。
昨今ではオンラインでネットの先に居る別の人との対戦がメインとなるゲームが増えている。ネットの場合はゲーム内でレベルによる分類がされている場合もあるけれど、5歳の子供も30歳のサラリーマンも65歳の定年退職を迎えたお年寄りも皆同じラインで対戦できる。隣に居る相棒的キャラが、自分の数倍もの年齢だったり、まだ小学校にも通っていない子供だったりなんて話は日常茶飯事。
そこで、一応大人......まぁ、高校生以上かな、は日中では学校や会社があるのでプレイはできず、オンライン上にアクセスしてプレイを始めるのは、早くても夕食以降、大よそ深夜帯。小学生ぐらいまでにとっては午後9時とか10時でも真夜中の時間帯を意味する。そんな時間帯まで起きてゲームすると、(強敵となる)怖い大人がやってくるよ、という保護者のセリフは、あながち間違っていないようでもある。
けれど例えば自営業・自由業の人は、日中でも平気でゲームにアクセスしている。また世界的なサービスをしているゲームなら海外経由で時差を持つ国からのプレイヤーも居る。概してそのようなプレイヤーは「強い」。結局のところゲームに寄りけりってところかな。時間帯別・キャラクタのレベル分布的な統計データがあると面白いのだけど。
でも説得力はそれなりにあることに違いは無いので、子供の夜更かしを止める言い回しとしては、悪くないかもしれない。
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