就活戦線超異常な解禁日の後ろ倒しと前倒し

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文部科学省は、関係府省(※1)及び就職問題懇談会(※2)と共同で、民間企業及び大学・短期大学における学生の就職・採用活動時期の変更(後ろ倒し)に関してアンケート調査を実施し、そのうち大学における学生の就職・採用活動時期の変更(後ろ倒し)について速報版の結果を取りまとめましたので公表します。

現時点でも厚労省のサイトはアクセスできない状態が続いているので、公開データベースのe-Stat経由を使うという荒業でどうにかチェックを入れて更新をした、大学生の就職内定状況などの最新情報記事【1.9%ポイント前年同期から悪化...大学生の2015年9月末時点での就職内定率は66.5%に】。詳細は記事の通りで、前年同期比でマイナス。景況感を合わせ考えるとつじつまが合わないなあと色々と調べていたら、出てきたのがこれ。

詳しくは記事でも言及しているけれど、大学生のいわゆる解禁日が2015年分から、従来の4月から8月へと大幅に後ろ倒しされ、同じ仕切りの期間では当然内定取得率が下がってしまったという次第。この辺の事情を把握していないと、首を傾げる次第。

まぁ、4か月後ろ倒しにしたってのは、学業に差支えがあるから云々ってのが大義名分の面もあったんだろうけど、それをやったら結局のところ、学生への負担は増えるし、企業も色々困惑してしまい、さらに卒論への影響・負担も大きくなって、いったい誰が得をしたのか的な結果に。

まだ本決定ではないけれど、経団連側では「これじゃアレなので2016年は2か月前倒しにして6月からにするっす」的な発言をしている。まぁ、スナック感覚でザクザクと変えられても迷惑を被るのは学生、そして現場の人事担当なんで、ちゃんと頭を使って最適な値を決め、そこでがっつりと固定してほしいものではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月22日 07:13に書いた記事です。

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