ゲーム音楽と「題名のない音楽会」と...世紀を超えての変貌とその歴史

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先日放送された「題名のない音楽会」における「ゲーム音楽史の音楽会」。ゲームに係わる音楽がそれだけメジャー化した証でもあるんだけど、同番組が長寿番組ってこともあり、色々と話題に登るネタが出てきたりもする。現在と比べればだけど、昔のテレビゲームなどにおける音源は貧相なものだったから、当然音もチープなものとなる。加えてゲームに関する社会的認知もまだまだで、ゲームなんてのは子供のみの玩具的なものであり、むしろ忌むべき対象とする認識すらあった。

で、ゲームそのものがそれなりに普及し始め、その出力メディアとして使われていたテレビを占拠されるようになると、確執も生まれてくる。またそのチープな音に子供がとりこになることへの反発もあったのだろう。同じ「題名のない音楽会」で昔、ゲーム系の音楽をなじる言動があり、その時とは大きく違ったものだな、的なお話が出てきた。

詳細は上のトゥギャッターにもまとめられているけれど、25年(!)前のお話とのこと。で、それに絡んだ話が、電波新聞社のマイコンベーシックマガジンにおける読者コーナーでまとめられ、色々と論議の対象となったという。


ベーマガに掲載されていたこと自体は確認ができ、該当号も特定できた。国会図書館周りのデジタルアーカイブには無かったけれど、実物を持っている人はいるはず......と思って、状況の展開待ちをしていたところ、しっかりと持っている人がいた。当時ネットはまだ無かったはずだから、ビデオかカセットテープに記録してテープ起こしをしたんだろうな、これ。それゆえに価値も随分とあったのだろう。まあ、動画そのものはもう見つからないだろうけど......。

この辺の話のやりとりを見るにつけ、やはり電波系メディアのアーカイブ化、そして書籍に関する記録保存の促進をより一層推し進めた方がいい気はする。手元の資料などとにらめっこしながら。下手すると情報の断絶が10年ぐらい前の時点で発生しちゃってるからねえ。

まぁ、何にしても。ゲーム音楽一つにしても。世の中の受け止められ方は大きく変わったことに違いは無い。

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このページは、不破雷蔵が2015年11月23日 07:24に書いた記事です。

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