時事ドットコム:ラテン文字羅列「アート本」=国会図書館に納本、代償金受給 https://t.co/IjuGOtps51 「図書館の担当者は「オンデマンド方式を代償金目当てに悪用できることが明らかになった」と話す。今後は、オンデマンド本に代償金を支払う際の審査を厳格化する方針」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 23
今件は少し前からネット界隈で話題・問題視されていた話(アマゾンでも一時期確認できた)で、恐らくは情報商材的なビジネスモデルとしての伝播もあったのかもしれないけれど、遅かれ早かれ規制は入るのだろうなあという感はあったので、むしろ行動としては遅かったような感じもある。
詳しくは引用元で解説されているけれど、「国会図書館に収めた書籍の定価の半分は代償金として支払われる」「だったらオンデマンド書籍を創ってごーんと高額の定価をつけて『納入』すれば、儲けられるんじゃね?」ってところ。で、わざわざ高額に相当する文章を作るのも労力がかかるので、ワードサラダ的な文字列をぶち込んで「現代アート」(冷笑)と称している。
一応国会図書館側では「頒布目的」「相当部数の製作」「メモ・カレンダーなどの実用品でない」との規定があるようだけど、これではザルな規定と批判されても仕方がない。オンデマンド書籍に関しては「相当部数の製作」が実績として確認されてからって感じにしないとダメな気がする。そもそも今件に限れば「現代アート」なら書籍とは言わない気もするし。
まぁ、一部で指摘されているけれど、今件は対象事案そのものの取り締まりというよりは、「今後は厳しく取り締まり、ガイドラインをしっかりと引くので、同じようなやらかしは通用しないぞゴルァ」という意思表示でもあるんだろうな、国会図書館側の。
しかし......
「りすの書房代表は「他にもオンデマンド本が多く納本されている。販売の意思はあり、『亞書』だけ代償金返還を求められるのは納得できない」」 pic.twitter.com/k5nxCkOSNb
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 23
大義名分とはいえ、このような反応を示さねばならないとはねえ......。まぁ、色々あるのでしょう。
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