人間の脳はテキスト(文章)よりも、ビジュアル(画像)のほうが、6万倍も速く認知できる。
人の感覚受容器の70%は目の中にあり、脳に送られる90%の情報はビジュアルなのだと。
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— アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo) 2015, 11月 25
リンク先のレポートのタイトルは「観せろ、語るな...ソーシャルメディアにおけるビジュアルの重要性への検証」(物凄い意訳)ってことで、85ページものボリュームのため、後でじっくり読み返すとして。つまり科学的要素の確からしさの検証は後ほどになるけれど、色々と実体験や別方面での検証から、的外れな話ではないよなあ、というお話。
ウェブサイト上での記事構築の際の方法論でも、単純に文章をずらずらと書き記すよりも、適度にビジュアル、イメージカットを入れた方が良い、図版やグラフを入れた方が分かりやすくて目に留まるなんて話は、結構前々から言われている事案。【2倍の人に理解してもらえる7つの「奥の手」】や【タイトルは13文字までが適切?】などなど、数え上げればきりがない。また、インフォグラフィックもその極端な例。
今件では6万倍も、とあるけれど、その数字はともかく、ビジュアルの方がぱっと見の印象は強いし、イメージも残りやすいのは事実。歴史の暗記とかもその情景を自分で想像したり、漫画版で覚えた方が記憶に残りやすいものね。
さらにいえば、静止画よりも動画の方が印象は強く記憶に残りやすい。理由は簡単で、静止画の場合はビジュアルのみだけど、動画の場合は音声も加わることが多分にあるから。つまり最高なのは字幕スーパー付きの動画ってことになる。......いや、マルチタスクになるとどうなるのかな、これ。
まぁ、動画の方が静止画よりもさらに効果的なのには違いないけれど、創り手・送り手側からすると、テキストと静止画の間のハードルはさほど高くないけれど、静止画と動画のハードルは結構高い。で、それを飛び越えるリソースを考えると、まずはテキストを静止画にする、要素を盛り込むのが一番簡単かな、という感はある。
ツイッターで目立ちたい、目立たせたい時に、単にテキストだけでなく、適切な画像を盛り込むと、大いに効果が出るってのは、今件の好例。まぁ、以前から何度も警告している、インパクトのある画像で目を留めさせて、詐欺リンクを踏ませるあの手法は、この話の悪用でもあるわけだ。
また、先日から当方がちまちまとやっている、写真のスライドショー的動画とか、動画には至らないもののアニメーションGIFの製作も、今件と浅からぬ関係があったりする。いかに構築ハードルを下げて効果が出せるか......まぁ、個人研究の範囲での話だけどね。まずは状況を取り戻さないと。
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