児童の読み物コーナーでお母さんが「そんな本よりこっちのほうが良いよ」「そんなのダメ」と子供が選ぶ本を否定しまくってる。キラキラしてた子供の笑顔はだんだん曇り顔に。あぁ、目の前で子供が本を嫌いになっていくよ。やめてよ。子供だって感動は好きに選ぶよ。
— し ら い (@Shi_uma16) 2015, 11月 27
「世界名作全集」とか「10歳までに読みたい感動のお話」とか読ませたい気持ちはわかるけどさ。いいじゃん。ゾロリだろうが怪盗レッドだろうが、大人になって「わー、懐かし!このシリーズ読んだわー!」って本が出来るんだよ。思想の自由を奪わないであげて。
— し ら い (@Shi_uma16) 2015, 11月 27
その女の子は仕方なさそうにお母さんが強制的に選んだ「長くつ下のピッピ」と「10歳までに読みたい名作」を持ってトボトボ帰ってった...。乗り気じゃないかもしれないけど、「ピッピも面白いから本を嫌いにならないでね。ピッピみたいな柔軟で強くて優しい子になってね。」と願いながら見送りました。
— し ら い (@Shi_uma16) 2015, 11月 27
通知からしていつもより少したくさん、私の言葉を見てくれた人がいるみたい。どうかどうかあなたが親ならば、いつか親になったらば、「読みたい!」気持ちを否定しないであげて欲しい。読みたいと言った本全部を買ってあげなくてもいい、ただ、「そんな本ダメ」って言わないであげて欲しい。
— し ら い (@Shi_uma16) 2015, 11月 27
これは読み物での話ではあるけれど、他にも例えばテレビ番組とかゲームとか、友達との付き合いとか、その他色々な、子供が興味関心を抱いた対象で言えるのではないかなあ、という話。もちろん親側の理想、信念、教育方針ってのはあるのだし、例えばこの事案で子供が18禁的な本とかを選んだのなら話は別だけど(マッドマックスだったらどうだろう......というのはさておくとして)。やはり色々と考えてしまう。
これ、以前にも触れた気がするのだけど、子供の世界では親をはじめとした大人の存在って、絶対神的な立ち位置にあり、逆らう、意見をするってのは、「ありえない」レベルの話なんだよね。でも成長と共に自我が確立され、その「自分の意見を述べる」意志が強まり、一定ラインを超えると、これまでの圧縮されてきた感情が一気に吐き出され、いわゆる「反抗期」的なものとなる。
その反抗期にいたらずとも、自らの想いを親にアピールするってのは、とても大切な感情、自我の発起。だから今件のように、頭ごなしに否定すると、色々とトラウマになりかねない。本嫌いになっちゃうかもなあ、という不安もある。
「○歳までに読ませたい○○」なんて押しつけるのはあれ、選ぶ親にセンスも思考もないと暴露してるようなもんだぞ...
他人が「これを読ませると教育に役立つから!」とお膳立てしたのを鵜呑みにして押しつけてるだけ、それのどこに親のセンスや方針があるのかね?
— KGN (@KGN_works) 2015, 11月 29
というか......「○歳までに読ませたい」なんて気の利かない編集されたものじゃなくて、「面白いもの」を選んであげて欲しいもんですが。
本人の好み+親が面白いと思ったもの、を借りりゃいいのではと、思うんですがね...
— KGN (@KGN_works) 2015, 11月 29
自分が読んでもないのに子供に勧めること自体変だと思う。 https://t.co/IuoPl3qDKY
— ローライト@碧(あくあまりん) (@l_lawliet_n) 2015, 11月 29
なるほど、それだ https://t.co/wT8j4WiTGF
— KGN (@KGN_works) 2015, 11月 29
推薦図書を選択するのは、それが楽だから。あるいは集団意識的なもの。「●×が薦めるのだから」「皆が読んでいるっぽいから」という裏付けで安心してしまう。あるいは責任回避を認識してしまう。そしてその選択が間違いだったという結論は決して出ないので(間違った本の選択をすると、本が爆発するとか「不正解です」のシールを貼られるってことはないし、単独の本の選択でダイナミックな変化が生じることもない)、ますます安心する。
子供が自分で選択するとの意志を持ち始めたら、それを尊重しないと、自我が上手く育たない。それを望む親ならそれはそれで構わないのだけど、あまりよろしくない結果になると思うのだな。
うちの場合、子供の選んだ本+「これ面白いよ」と親が勧める本、の両方を買うOr借りることが多い。で、子供が自分で選んだ本よりこっちが勧めた本を気に入ると、「ふっふっふ...」と内心ほくそ笑むのであった。
— 眠る羊 (@sleep_sheep2010) 2015, 11月 29
子供が選んできた本次第だけど、この方法論が比較的オススメ。これなら子供も親も満足できるからね。親が選んだ本の方が楽しい、面白いと子供が判断すれば、子供の親に対する心服度もアップするし。それだけに、親側も必死になる次第。
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