コンテンツパワー指標2015「リーチ力・支出喚起力ランキング」~ 支出喚起力で「ラブライブ!」が嵐やSMAPを抜いてトップ https://t.co/LkLBUdcpY1 pic.twitter.com/2BtMkV9lg2
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 27
普通ならイレギュラー扱いされそうな場所w pic.twitter.com/UnOI7HRP3X
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2015年2月時点における個別タイトル・アーティストに関するTop20ランキングを見ると(下表)、リーチ力では「アナと雪の女王」がトップとなり、「ルパン三世」「るろうに剣心」「寄生獣」といったリバイバルコンテンツが上位に入りました。
また、ファンによる支出喚起力ランキングで上位に入っているコンテンツは、ライブコンサートやイベントなど、ライブ体験を重視したコンテンツが上位を占めました。今回トップとなった「ラブライブ!」は学園アイドルグループを描いた雑誌発コンテンツですが、アニメ化の他にも頻繁に新曲が実装されるリズムアクションゲームや声優によるライブといった、作品モチーフとの相性も良く且つリアルタイム性の高い体験の提供を精力的に行っており、実在のアイドルグループ同様にライブ体験型消費コンテンツが支出喚起力を伸ばす上での共通項だということが分かりました。
博報堂の子会社博報堂DYメディアパートナーズなどが公開した、独自指標であるリーチ力と支出喚起力に関するランキング。リーチ力ってのは「そのコンテンツが一年間に到達できる人数を表す指標」で「コンテンツの力を活かして、幅広い生活者に自社商品やサービスを知らせる際に参照する」、要はバス能力、拡散パワーみたいなもの。支出喚起力ってのは「コアファンによる、年間の関連市場規模の指標」で「コンテンツを組み込んだオリジナルの企画を開発し、コンテンツファンの実際の購買を目的とする際に、どのくらいの売上規模が見込めるかを推計することができる」、要するにタイアップ時にたくさん買ってもらえるかもね的指標。
情報としての広域拡散力はアナ雪やふなっしー、くまモンといった若年層向けのアイテムが上位を占めるのは納得がいく。名探偵コナンとか進撃の巨人とかも。AKB48が案外低いのはちょっと驚き。他方、支出周りではラブライブ!がずば抜けモード。世間一般の認知度が高い嵐やSMAPすら抜いているってのは、驚愕もんだよな。「艦これ」が入っていないとか、ソーシャル系では他に見当たらないあたり、首を傾げるべきなのか、「ラブライブ!」が群抜きなのか、判断に悩むところがあるけれど。
他方、「進撃の巨人」「ONE PIECE」「名探偵コナン」が商用的に優れたコンテンツってのも良くわかる。多くの人に周知でき、しかもそれなりに良い売り上げが期待できる。
まぁ今件はあくまでも博報堂DYメディアパートナーズによる独自指標なので、絶対視する必要はないのだけど、コンビニや食品業界でタイアップアイテムの多い少ないを見る時に、色々と考えさせられるものがあるのではないかな。
......そういやマクドナルドのハッピーセットに、ONE PIECEとか名探偵コナンってまだ無いよね。その辺りの思い切りもそろそろ必要かな、と考えたりもする。いや、「ラブライブ!」が登場したら、昨年の妖怪ウォッチ以上の騒ぎになるとは思うのだけどね。
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