少年サンデー第1号をクラブサンデーにて特別公開します(WEBサンデー) https://t.co/h1NDM9v4tn 期間限定(12月9日0時~12月15日24時まで) pic.twitter.com/hoqsCcxn5X
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 12月 8
週刊少年サンデー編集長 市原武法
最初に「第1号を」云々とあったので、何かの記念にサンデーそのものの昔の創刊号を公開するのかなと思って表紙を見たら、なぜかコナン。少々頭が混乱した上で文面を見て納得感。要は、先週発売の同号において、パズドラと「うしおととら」のコラボが行われた関係で、そのコードを取得するために購入する人が殺到し、普段からサンデーを定期購入していた人が買えない事例が続出してしまったことから、内容を見逃してしまった人向けの救済措置を取るよ、という次第。公開期間は今日の深夜から12月15日の真夜中まで。だから16日発売号の発売直前まで。
この類の「普段買っている人が買えなくなったので、リピーターが離れるのは困るからウェブ上で公開するね」的な話は、先の震災で流通網が混乱した時に各誌で行われていた。けれど、特定の付録で本誌が売り切れて、仕方なくウェブ公開ってのはあまり例が無い。以前「艦これ」特集をしたコンプティークでも似たような話はあったし、コロコロ系の雑誌でも記憶があるけど、あれはいずれも月刊誌で、付録のみが問題では無かったし、結局重版することで対応した。まぁ、週刊誌で重版ってのも難しいだろうし、今件は付録が問題だからねえ。
一方で、今回サンデーが「普段ではありえないようなセールスを記録した」という経験は、以前他誌が経験した、「進撃の巨人」「妖怪ウォッチ」とのコラボによる、セールス底上げパターンを、身を持って知ったとも解釈できる。この経験をどのように活かすか、今後の展開に注目したい。
元々メジャーコミック誌ではむしろ逆の発想で、自誌から他メディアへの展開をうながし、そこでコラボして相乗効果ってのがパターンだったんだけどね。原作展開側だから強みもあるし。その創作力が落ちてしまっているので、他メディアの波に乗るのが手っ取り早いってことなんだろうな。
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