蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://t.co/T8mhw76j7m #Yahooニュース これ、省エネ云々より水銀条例の発効のせいなんだけど一言も書いてねえクソ記事だな
— 城貫 蚤次郎 (@nunoji_) 2015, 11月 25
安倍晋三首相が26日に財界幹部を集めて官邸で開く「官民対話」で、省エネ対策の一環として表明する。今月末にパリで始まる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向けて、日本の温室効果ガス削減への取り組みを具体化する狙いもあるとみられる。
今件報道が伝えられた直後からは思いっきり各方面から不安や懸念、そしてそこから発した政府批判や個人攻撃の類が出てきて、何となく色々な過去の事例に似た香りを覚えるなあ......ということでちまちまと情報を集め、一連の騒動となった報道内容をほぼ指す形で業界側から「なんでやねん」的なツッコミが来たので、まとめて。
11月26日に伝えられたこの話では、指摘にもある通り水銀条約に絡んだものが多分にあり、政府が、トップが云々以前の問題が多分にある。まぁ、報じない自由ってのもあるわけだけどね。あるいは記者側が不勉強なのか。
2020年から水銀を使った製品の、製造・輸出・輸入が禁止に(岩崎電気) https://t.co/D2QgoNyxwj pic.twitter.com/EQ5huhTpaW
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 26
「禁止されるのは、2020年以降の製造・輸出・輸入。販売や使用自体は禁止となりません。規制されるのは製造、輸出入です。2020年以降も水銀を使った製品の販売は可能となっています。現在ご使用いただいているランプは、2020年以降もそのままご使用いただけます」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 26
水銀に関する水俣条約(経産省) https://t.co/5SiNeXUZVC
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 26
で、伝えられた11月26日から数日経った30日の時点で、こんな話があった次第。
「蛍光灯が禁止」報道でネット物議 https://t.co/Kgyulf6sda 「官民対話後の記者会見で甘利明経済再生相は、将来的に白熱灯はなくなる可能性を示唆したものの、「蛍光灯や白熱灯の使用・生産・輸入が突如なくなるわけではない」」 「またあさ」事案
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 30
省エネ支援制度を拡大、白熱灯なくなる可能性=甘利再生相 https://t.co/DexdTs21nG @Reuters_co_jpさんから 「甘利再生相は「省エネトップランナー制度は禁止政策でない」として、蛍光灯や白熱灯の使用・生産・輸入が突如なくなるわけではないと解説。」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 30
ロイター電の記事が比較的まともだったとの話。見方を変えれると、他の報道、朝日新聞などは不まともだったと。
そして先日から今日にかけて、業界側で「違うよ」的な指摘。まぁ、名指しは避けているけど、多分に朝日新聞のあの記事が対象とみて間違いは無い。
@daitojimari政府が公式に「禁止」を表明してないしおかしいと思ったら、案の定朝日新聞の飛ばしでした。>蛍光灯、白熱灯の製造禁止報道についてhttps://t.co/0UYsQA58VR
— はくと@旅人 (@hakuto_tabito) 2015, 12月 2
@daitojimari ちなみに、報道の根拠は経産省の水俣条約を根拠にしているでしょうがhttps://t.co/zud1qT4xoz現行品はほぼ規制値を達成しているので、禁止となる根拠はほぼないです。
— はくと@旅人 (@hakuto_tabito) 2015, 12月 2
@daitojimari 例えば東芝ライテックだとこれhttps://t.co/5qhVECaBky で、各メーカーすでに対策を行っているわけです。
— はくと@旅人 (@hakuto_tabito) 2015, 12月 2
2020 年に白熱灯(白熱電球)、蛍光灯(蛍光ランプ)製造が禁止されることはありません(一般社団法人日本照明工業会) https://t.co/jvm7kmSqOj いわゆる「また朝」事案・確定報 pic.twitter.com/W6763lulBN
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 12月 2
トップランナー制度につきましては、まだ政府と製造事業者間の議論も始まっておらず、現時点で具体的な内容は一切決まっておりません。今後政府関係省庁とも連携、協議し、お客様にご迷惑のかからないように推進して参りますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
......ということで、「また朝日新聞か」略して「また朝」事案だった次第。性質的に似たような話としては、少し前の「企業内特許周り」の事案があり、よもや同一記者ではと思って確認したけれど、幸い(?)にもそうでは無かった。
2015年12月1日15時03分 グリムスがS高、「蛍光灯製造禁止」でLED関連に思惑 - 朝日新聞デジタル https://t.co/JG1S9W60p0 「蛍光灯・白熱灯の国内での製造と国外からの輸入を2020年をメドに実質禁止すると一部で伝えられたことで」マッチポンプ。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 12月 2
今件に絡んではこんな話も起きてるし、それを朝日新聞が伝えるという、まさにマッチポンプ的な話。
震災後、特に科学や経済方面で稚拙、曲解するタイプの報道記事に対する疑念の声が挙がり、それに対して「記者側も頑張ってるんだから非難しないで」的な反論が挙がったことも記憶している。当事者たる記者の間から。しかしながらこのような事案が相次ぎ、さらにその事案に対する事後的な動向が一切語られてこない・なされていないと、やはり読者も含めた一般からは「また朝」的な話をはじめとして、信頼性に対する懸念を深めねばならなくなるのだよね。
そりゃ人がやることだから全部が全部正しいってことはありえないのだけどさ。今件の蛍光灯周りにしても、間接的に政府叩き的なものの思惑と、煽動して注目して読者を引き付けようとしている意図がちらほら見えているわけ。で、先行記事でも挙げている「プロモーションとしての炎上手法」とダブって見えてきちゃうんだよね。それ、報道だの文化だのを自称するサイドがやってよいことなのかなあ、と。
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