BBCが面白不思議なサービス「バーチャルボイスオーバートランスレーション(仮想翻訳吹き替え)」なるものをはじめたそうです

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BBCは、国際放送の「顔」や「声」を変える可能性のある、革新的な新しい「バーチャルボイスオーバー(仮想吹き替え)」技術の試験運用を開始しました。この新しい製作ツールは、自動翻訳と合成音声の技術を用いて、短いオンライン動画ニュースを複数の言語で吹き替え、字幕をつけます。


様々な既存技術を組み合わせてBBCニュースラボが開発した本ツールによって、動画と原稿にひとりの編集者が複数言語の吹き替えをつけられるようになります。記事原稿は自動翻訳され、ジャーナリストによる編集を経て、コンピューターが吹き替えます。


先日【自分が笑うと画面上のアニメキャラも同じように笑う、未来のチャットシステムはすでに実在した】で、新しいサービスや技術は、既存の技術の組合せとちょっとしたアイディアで生み出されることが多い的なことを書いたけど、それ的な話が今件のBBCの新サービス。自動翻訳と合成音声技術を組み合わせ、オンラインの動画ニュースを多数言語で吹き替えし、字幕をつけるというもの。面倒な部分をプログラムに投げることで人のリソース投入を最小限のものとして、効率を図るあたりは、まさに機械化的なもの。まぁ、結局のところ自動翻訳された後に人ベースの編集が必要なので、「手間を省いてもらう」以上のものではないのだけど。

これとさらに先の未来型チャットを組み合わせれば、多種多様なキャラに、多言語での動画ニュース配信をしてもらうってこともできるわけだ。システムを構築できれば、それこそ個人でニュース局なんてのもできるよね。ユーチューバーとはまた別の次元で。

ちなみに上の解説動画そのものも、実は今件システムを用いて日本語でしゃべらせたもの。それは動画の一番最後で分かる仕組みとなっている。やるねぇ。

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このページは、不破雷蔵が2015年12月17日 06:54に書いた記事です。

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