「 報道自由度ランキング」については不破雷蔵 ( @Fuwarin ) 先生の記事参照☆
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ふわりん先生がオーサーコメントでツッコミいれて下さらないかしら? (^^;;;
RT https://t.co/o9pJwO7Dhi
— 小紫 真娃 (@Mark__LP) 2015, 12月 3
......ということで、当方もすべてのニュースを巡回チェックしきっているわけではないので、このような指摘・進言はありがたいなあ、と謝意を述べた上で。「世界報道の自由度ランキング」ってのは今年の2月に発表された直後から色々と悪用されたことを受け、その中身を色々と掘り出したところ、なにこれ名前は超カッコよくて正義の味方っぽく見えるけど、その実態は内輪ネタ以上のものではないし、特に日本の指数を提出したのはアレでナニな自称ジャーナリストとか以下略的な人がめっさいるので、こんな感じになるのも仕方ないやん、それを物差しにして周囲に刀のごとく振り回すのってどうよ、的な感じでファイナルアンサーだったはずなんだけどね。
今件のようにそれっぽい、似たような話と絡め、さらにその内情を解説しておかないと、いかにも正しい、正当性のあるようなものに読めてしまうし、容易な誘導に乗せられてしまう。第一国連の問題のキャンセルにしてもしっかりとスケジュールの調整が出来ないって述べているし(臨時国会云々もそうだったし)、それに直前に国連関係者がやらかした重大事案「13%と日本の女性問題」には一切触れていない。その問題こそ、報道に関する極めて重大な事案の一つなんだけどね。「「数値は公開情報から見つけた概算」であり、緊急に対応すべき事象だという点を強調するために言及した」」、つまり「自分達が正しいと主張する物事のためならば、事実であるか否かは二の次である」などということをやらかしたわけで。
で、限られた文字数のなかで、一応
この指標の確からしさは、例えば1月に起きたテロに関して共感したら逮捕されたフランスや、産経新聞記者を拘束・起訴した韓国より、日本のランクが下という事実からも理解できます。
また日本の指標を決めた当事者、同団体でジャーナリストとして挙げられている人がどのような行動・姿勢を示しているかを確認すれば(個々の国の指標は該当国の団体やジャーナリスト等が評価します)、日本の指標の低さの理由が理解できるでしょう。値を定めるジャーナリストの質は問われていないのです。
と説明はしたけれど、どうにも文字数が足りない。以前「世界報道の自由度ランキング(World Press Freedom Index)」については、【「世界報道の自由度ランキング(World Press Freedom Index)」に関するあれこれ】や【「世界報道の自由度ランキング(World Press Freedom Index)」の補足や色々と分かったこと】でまとめたけれど、閉鎖性を指摘するために用いた指標「世界報道の自由度ランキング」そのものが閉鎖的な状況下で決められているという、非常に皮肉なお話で終ってしまう。あるいは「ジャーナリストと自称する人の意見はすべて絶対で正しい」とする、権力の乱用なる構造で、同じ穴のムジナ、的な感じなんだよね。それってなんて悪質な既得権益? みたいな。
例えると、先日のユーなんちゃらによる「流行語大賞」の内部的に決めたノミネートラインアップを持ち出して、「今年はこれが流行ったんだ、絶対だ」として、あちこちに流用したり、来年以降それを裏付けの資料として、歴史的に正当なものとして語るようなもの。
今件はある意味、権威のありそうなものの発表は、それがたとえどのような不正確さ、不誠実さのもとで決められたものであっても、後になって確からしい、権威あるものとして悪用されるという、良い例として覚えおくべき内容ではある。「世界報道の自由度ランキング」との言葉を出されたら、その実情を調べる人は滅多におらず、世界的権威のある、非常に確かな指標と認識して文章を読み進めるだろうから、ね。
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