ミスドが地道にがんばっているようすがあちこちで

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元々ミスタードーナツでは何らかのきっかけを大義名分として、イベント的にオーソドックス系のドーナツを100円でセールスする機会がある。ただ指摘されている通り、コンビニドーナツが盛況を博する、少なくとも一般に認知周知されるようになってからは、この100円セールの期間が増えてきた感じがある。下手すると月一ぐらいでやってるんじゃないかな? 見た限りではセールス期間のみドーナツの質を落としたり大きさを小さくするってことはないので、客引き以外の何ものでもないことは確か。

まぁ、ドーナツ好きには嬉しい話に違いない。加えて、オーソドックス系が多いってことは、見方を変えるとコンビニ系ドーナツと被る種類が多いってことでもある。そして価格は同じか、あるいは逆に安い位の100円。対抗意識というか、ターゲットが良くわかる。


他方これは先日取材の帰りに見かけた、東京・池袋のJR駅構内(改札内)の広場で展開されていた、ミスタードーナツの露店、いやエキナカ販売店。地方の名産がセールスを行っているのは良く見かけるけれど、ミスドは初めて。価格はやはり100円。恐らくは上記のセールスと同じようにオーソドックス系に絞って展開しているのだろう。コンビニでお気軽な軽食アイテムとして認知されているのなら、サラリーマンなどの帰宅途中の人に「本家のドーナツ、ミスドのはどうよ?」とアピールするのは、まったくもって正しい切り口。ここで買ったドーナツを食べて、コンビニドーナツの違いが分かる通ならば、リピーターとして足を運んでもらえる。

そういや池袋の改札を出たそばの売店は、おにぎり屋さんはそのまま残っていたけれど、海外のどこかのドーナツ屋さんは閉店して、代わりにシュークリーム屋さんが入っていた。西武線の階段下の店舗も、1000円の床屋さんの代わりにワッフル専門店。スイーツ的な粉ものが流行なのかな、という気はする。おにぎり感覚で軽い食事として、認知されつつあるのかもしれないな。

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このページは、不破雷蔵が2015年12月 5日 07:29に書いた記事です。

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