10~20代の頃に買って集めた物を、30代では何故こんなの買ったんだアホだったなァと思って一気に捨ててスッキリする。でも、40代になると「捨てなきゃ良かったぁぁ!」と思う時が必ず来るので、簡単に捨ててはいけませんよ!と20代の若者に言いたい。
— ヒロリン (@hirorin_house) 2015, 12月 11
これはあるわ...一時期「物に執着するのはいけない」みたいな感じになるけど後で冷静になって「物はあった方がええやろアホか」になる。反抗期ならぬ断捨離期。こういう修行は紀元前にあらかた釈迦が試して「こんなん意味ないわ止めじゃー」言うてるから真に受けたらあかんで
— 砂鉄 (@satetu4401) 2015, 12月 11
恐らくは誰でも多かれ少なかれ経験があるお話。子供の頃から色々と集めていたものに関して、ある程度お金周りの自由が利くようになると、言葉通り「大人買い」をしたり、手をつけていなかった分野で色々と堪能するお買い物をする時期がある。で、それを過ぎるとふと我に返ったような気分となって「なんでこんなもの買っていたんだろう」と、目の前のコレクションが色あせてみえるようになる。価値観的優先順位がどーんと落とされ、粗大ごみ行きとなることも少なくない。
でもさらにもう少し歳を取ると、その時の品々の思い出がよみがえり、でも実際にはすでにそれは実在しない、自分自身が破棄してしまったことまで思い返され、過去の自分を殴りつけたくなる。そんな経験は誰でもあるはず。いや、場合によっては場所の確保とか引越しの手間で、どうしても捨てなきゃいけなかった場合もあるんだけど。
これ、元の指摘だと「20代まで」「30代」「40代以降」と仕切り分けしているけれど、その期間は人によってさまざま。でも「自分の想いを託して集めていたについて、一時期物凄く醒める時期があるけど、自分のその『勇気』『悟り』に見えるものに負けちゃダメだよ」ってのは、自分も経験しているので痛いほど分かる。引越しの際に、以前の大掃除の際にアレは捨てちゃったかな、持っていた、買っていたはずなんだけどなあ、ってのが結構多い。当時は分からなかった価値に、後になって気が付くパターンも多々あるからね。
今件は時間の流れと共に価値観が熟成されるっていう、個人ベースの話の他に、昨今では情報流通が広範囲、過多、相互に瞬時に行われるようになって、物の価値の真相・深層が容易に分かるようになったってのも大きいと思う。他人の価値観を見聞きして、自分の価値を再確認できる、そんな感じ。自分では何の価値も無いように思えていたものも、実は物凄い価値のあるもので、その時になって自分のものへの愛着が再び沸いてくるとかね。もし仮に、愛着が沸かないとしても価値のあるものだったら、第三者へ譲渡なり売却なりすれば良いまでの話だし。
データと比べて実物品は場所を取るので保存が大変だけど、残せるものは残しておけば、積み重なった時間そのものだけでも価値が出てくるってことだよね。特に趣味系のは破棄されることが多いので、希少価値も高まりそうな感じだよ。
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