キャベツ一玉の値段は98円から298円まで動くし、キュウリ1本の値段は30円から60円まで動く。鶏胸肉100gの値段は38円から65円の間で動く。店頭小売価格はこれだけ変動するわけで、これで「2%」の税金が課税された分がどれだけ「野菜や精肉」の個人消費に影響出るのだろか。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
消費税率の引き上げそのものは心境的にマイナスの要因を多分にもたらす(モチベーションの低下)のに加え、実商品の価格上昇が可処分所得を圧迫する。これは間違いないのだけど、先日の厚労省の「国民健康・栄養調査結果の概要」の特別調査部分の結果と絡んで、食材価格における変動やそれによる個人消費に影響が出るか否かという話。
実のところ、スーパーやコンビニなどで食材をちまちま調達していればわかるのだけど、インスタントや出来合い品、プライベートブランドなどの商品では無く、一次生産品の類では大きな価格変動が生じる。卵の価格高騰や、雨が降りすぎてキャベツの価格が大いに上がったって話は良く聞くよね。
当方も野菜の中ではピーマンをよく調達するのだけど、例えば100均でそれを買おうとすると、普通は1袋3つか4つ。サイズや産地は色々あるけど、あまり気にしない。で、相場が落ちてくると1袋に5つも入ってくる場合がある。一方で高騰すると1袋に小さなものが2つしか入っていないってこともあるんだな。100均では多くの商品が100円(税別)でまとめられるから、逆に数量が相場の物差しになって興味深い。
「野菜が買えなくなる!」「肉が食えなくなる!」って言ってる人は、普段どれだけ「スーパーや商店街をハシゴして、食材が安くなるタイミングの見切り」とかしてんだろか。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
これは批判とか非難とかでなく、ごく素朴な疑問なんだよなあ。
加工食品は、社会情勢の変化によって価格が大きく動くことはあるけど、それ以外は季節に左右されずにだいたい価格は一定してる。増税とかリーマンショックとかなければ、ポッキーの値段が春と秋で変わることはないw
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
でも、野菜は天候や不作、調達の都合に左右されて結構大きく値段が変わるのが【当たり前】だし、精肉や魚なんかも、これもまた輸入品、国産品、調達の都合、あと不漁とか天候とかでもやっぱ頻繁に値段の変動はあって、「概ねの相場」はあっても下限上限の開きはけっこうある。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
その「平時の下限上限の価格の開き」で、2%の増税分って吸収されたり、増税分以上の価格変動とかあったりするのも、別に珍しいことじゃないからなあ。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
スーパーやら商店街やらでそういう「実際の価格変動」をあまり見ない人は、恐らく加工食か外食がメインなんじゃないかなって思うんだけど、そういう人が「外食が高くなるじゃないか!」「おにぎりが!」て怒るのは分かるんだけど、「野菜や肉が買えなくなる!」というのは、ちと首捻る。
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君らホントに普段から「食材の買い物」してんのか、と。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
そういう食材の価格変動があっても、店頭での「完成品」の価格にぽんぽん反映できない、外食産業(街の食堂なんかも含めてね)のほうが、むしろ負担大きいんでないべか。
駅前の個人営業の飲み屋とか、よく食材調達で普段使いのスーパーに来てたりするけどw
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
野菜精肉鮮魚は「相場はあっても常に価格が固定してるわけじゃない」というのを踏まえた上での、「影響」ってどのくらいなんだべな。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
まあ、そうしたら外食になるし、外食中食が高くなるのは困る、っていう主張ならフツーに分かるんだけども QT @Hiro_FUJI_Matsu: @azukiglg そこで「時間がない」という一言で片付けられそうになるという罠が。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
うちの近所だと国産鶏胸肉で底値が38円、相場が49円、上限は今のところ58円くらいといったとこですね。これは流通系、調達先、小売店のテナント所在地とかでも結構変わる QT @JohnFCandy1: @azukiglg 私の近所のスーパーの鶏むね肉の例ですと、安い価格帯のほうが消
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
ここで20円台の鶏胸肉を求めて郊外とかコストコとか行く手もあるんだろうけど、それすると「そこに行くまでの移動コスト、購入品運搬コスト、時間の手間」とかと相殺されちゃって、「安いお肉」のメリットって消えちゃうんだよなw
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
大根はスーパーだと1/3くらいに切ったのが50~90円、1本まるごとで150~190円くらい、商店街の八百屋だと、1本丸ごとが50円から120円の間くらい。でも、米産ブロッコリーとかだと、八百屋が国産198円に対してスーパーが米産98円だったりするから、これもハシゴでどうにか。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
日々買い物してる身から言うと、そりゃ安いに越したことはないけど増税と無関係に野菜精肉鮮魚の値段は変わるもの、っていう意識のほうが強くてですね(^^;) QT @moltoke_Rumia1p: @azukiglg ( ´∀`)自分で食材買ってない人々が妄想で叩いてる感じが
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
増税とかで大きく動くのは、小麦製品と乳製品だったなあ。
端的に言えば、小麦粉(薄力粉、強力粉)、パスタ、パン、カップ麺の値段は結構動いてた。或いはお値段据え置きで量ががくーんとこう、
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
あと、バターとかチーズとか。
— 加藤AZUKI【恐怖箱 学校怪談】 (@azukiglg) 2015, 12月 15
繰り返しになるけど、今件はあくまでも食材レベルでの話。パッケージ化されている加工食品は変動相場的なことはしない。価格は同じだけど日々ひと箱当たりのポッキーの本数が変化するとか、テレビを観ると「本日のポッキー相場・ひと箱あたり30本、前日比2本プラス」的なものは無い。まぁ、消費税率の引き上げの場合は、出来あい品の定価に支払い時に上乗せされるから分かるのだけど、食材ベースは、ねえ......。
あと、最後の方で小麦や乳製品が挙げられているけど、これもむしろ燃料費や原材料の価格変動によるところが大きい。で、利益を圧縮され、下手すりゃ赤が出るかも的な話になって、税率引き上げを大義名分にして価格を上げるため、税率が云々とイメージされてしまう次第。実際のところ、各企業の値上げの際のリリースを読めば、その辺りの事情は良くわかる。
先の「国民健康・栄養調査結果の概要」での話同様、雰囲気や感情論が先行している感が強いのだよね、ホント。
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