アプリの墓標(資金決済法に基づく仮想通貨の払い戻し)が一気に更新されてる。年を越せなかったアプリ達か。 https://t.co/k03OT5aJLs
— Takashi Kawai (@yrik) 2015, 12月 18
はじめ「アプリの墓標」のみが目に留まったので、「ゲーム系サイトや携帯電話のポータルならともかく、なぜ国民生活センターにアプリの墓標があるんだ」と思って良く説明をみたら、なるほど感。有料アプリ、特に課金周りでポイントを買わせているアプリに関して、資金決済法に基づいたポイントの払い戻しの一覧なわけだ。つまり払い戻し手続きがなされているってことは、そのアプリが御臨終を宣言されたということ。
これが「国が破たんしたのでその国の貨幣は使えなくなる」って場合はレートが暴落するどころか引き取り手がいなくなり、事実上紙切れになるのがオチだけど、今件は「猶予期間を与えるのでその間に他のお金に転換してね。レートは変わらないよ」だから、まだやさしみがある。とはいえ、これまで投入した(ポイントとして残っていない)資金、そして費やした時間までは戻ってこない。まぁ、経験は得られるけれど。
以前【文具券、今月末で発行終了・加盟店での利用は今年一杯】でも触れた文具券のような、物理的なものも時折見受けられるけど(12月だと商品券や駐車券、入浴券ってのがあるな)、昨今ではデジタル系のものが多く、ほとんどカタかな系、ゲームや携帯系の企業によるもの。見方を変えればそれだけ多数のサービスが命運を断たれてしまったことになる。
盛者必衰、弱肉強食、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる......色々あるけれど、やはり指摘の通り「墓標」との表現は言い得て妙かなあ、と。同時にスマホ系アプリのビジネスが、課金が主軸となっていることを改めて認識させられる動きには違いない。
しかしアレだ。「スマートフォンアプリ向け仮想通貨の払戻しに関するお知らせ」って、なんだかものすごいサイバーな感じがあるよね。ホント。
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