そして今は無きパソコンゲーム専門誌「ログイン」の付録、「実用 戦車大図鑑 こんにちわ戦車です」。全28P。当時流行っていたらしい「ブリッツクリーク」と「鋼鉄の騎士」の該当戦車の値と、その戦車の詳しい解説。 pic.twitter.com/BcLstffKpY
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 12月 17
ゲーム誌の付録とは思えないほどの詳細ぶり。1991年4号付録とあるので、計算が合わないから、バックナンバー取り寄せか神保町の大書店でまとめて買ったっぽい。今ならむしろ大人気的な内容。 pic.twitter.com/SlcQWmZ8hU
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 12月 17
先日の小掃除で見つけたサルベージアイテム。前世紀のものになると自分自身で発売当時に買ったのか、それとも後になってバックナンバーを出版社から取り寄せたり大手書店でまとめ買いしたのか、ちょっと記録が残っていないので定かではないのだけど(どう考えても計算が合わないものもある)、そして引越しやら掃除やらで処分してしまったものも多いのだけど(情報の保全の大切さが良くわかった今では、正直、もったいなかったと思っている)、ともあれネタとしては色々な意味で興味深い。
まずこれは、アニメや軍事もの系の雑誌では無く、パソコンゲーム誌の付録であることに驚き。色々とやんちゃをした「ログイン」の付録で、大義名分としては当時新作展開していた戦車関連のゲームプレイヤーに、より深い戦車知識を得てもらい、ゲームに親しんでもらおうというもの。要はゲームについてくる設定資料小冊子みたいなものを雑誌側でつけましたよ、的な。
ただ、ゲームに直接かかわるところは、各戦車の説明のあとに、個々のゲームでの登場設定ぐらいなもので、戦車自身の画像と主な歴史、様相などの解説がメイン。昔は多分にこのスタイル、つまりゲームそのものの攻略・解説はオマケみたいな、対象テーマのネタそのものがメインとなる小冊子や解説本が結構あったようだ。コーエーの出版部が出していた本に、特にその傾向が強かったし、ゲームの攻略解説本でも、ゲーム自身の攻略法そっちのけで世界観の説明とかが成されているものも多かった。ゲームを橋渡しとした読み物的なものだったんだね。
付録の類は探せばまだまだ色々と出てくるかもしれない。いつかは数か月ぐらいかけて全部発掘する必要があるんだろうな、この類のものも。
しかし見方を変えれば、当時はゲーム雑誌の付録にこのような冊子をつけねばならない位、戦車関連の資料は手に入りにくかったともいえる。インターネットなど普通の人は十分に使えたはずもなく。今は「ガルパン」で戦車云々って話をしてもあまり変な顔はされなくなったけど、当時は色物扱いされていたんだろうなあ、きっと。
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