選択肢が増えると決定した後の満足度は減少してしまう法則

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先日夫婦別姓に関する最高裁判決が出た関係で話題に登った流れから。夫婦別姓そのものに関する話は別として。この「選択肢が増えると、決定した後の選択に対する満足度は減る」って話は、商売限定ではあるとしても、はじめて聞いたのと共に、言われてみると確かにそんな感はあるな、的な感想。

これとはまったく逆で、提案をする場合には単独のプランとか、「これで良いですか」的な示し方では必ず間違い探し的に善処を求められるので(回答側は選択権がYes/Noしかなく鵜呑みにするしかないと誤解し、意地になって自分の案を盛りこもうとする)、初めから複数の選択肢を用意して提案することで、相手に選択権を与えればスマートに物事は進むってのは結構聞いている話ではあるんだけど。


で、調べてみるとその類の研究、検証、論文は結構出されていて、マーケティング方面では結構メジャーな話だったりすることに驚き。選択肢を与えることで「自分が決めた」感を持たせるのは大切だけど、あまりにもその選ぶ対象が多すぎると、細切れの中から一つを選んだ雰囲気となり、逆に物足りなさを覚えるようになってしまうのか。あるいは自分で選んだ「以外」のものへの後ろ髪が増えるほど、相対的に自分の手元にある「選んだ対象」への魅力が削られてしまうのか。

ゲームなどでも選択肢を増やすことでボリューム感を演出したり、宣伝のセールスポイントとする傾向があるけど、あながち多ければ良いってものでもないのかなあ、とか思ったりもする。

今件「選択肢の数と選択した後の満足度の関係」については、あとでじっくりと調べる必要があるのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2015年12月20日 07:55に書いた記事です。

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