米国の未成年者の過半数はサンタの存在を信じている

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クリスマスが近づいてくるにつれ、白と赤の彩りが街並みを飾り、カロリーガッツリなスイーツがスーパーやコンビニの専有面積を増やし、チキン系のアイテムの香りが商店街に充満する。季節感を覚える次第ではあるのだけど、それに連動する形で、アメリカの民間調査会社Pew Researchでも過去のデータや追加的な昨今のデータを掲載して、クリスマス系のあれこれをアピールしている。

これは2013年時点の話で、調査対象母集団のうち1/3が未成年者の子供がいて、全体の19%がその子供はサンタの存在を信じていると回答している。つまり子供に限れば過半数がサンタは居ると考えていることになる(子供は未成年者でのみ仕切られているので、それ以上のことは分からない)。世帯での生活様式による違いもあるんだろうけど、それ以上に子供の年齢が大きく作用するので、属性区分別では親の年齢ぐらいしか参考にはならないだろうな。で、やはり親が高年齢≒子供も年上ほど、サンタの存在を信じている割合は少なくなる。


世代別のクリスマスホリデーの挙動では、やはり若年層ほど形式ばったことはしない......けれど、プレゼントを知人や家族に贈ったり、クリスマスツリーを飾る行動はむしろ若年層の方が多い。そもそもクリスマスは宗教的行事としてではなく、文化的イベントとして認識している人が多いから、それも当然なのかもしれない。


世代別ではなく、年齢階層別的な話。自前で料理を作ったりカードを贈ったり、特別な集まりをするといった行動は、子供の時より大人になってからの方が、する人が減っている。忙しくなったり、醒めてしまうってのがあるんだろうね。

しかし見方を変えて、大人でも4/5近くはクリスマスツリーを飾る、2/3近くはクリスマスカードを贈るってのはスゴイ話ではある。あ、クリスマスカードは年賀状的なものであるってことを考えると、日本も変わらないかな。


「日本ではキリスト教信者でもないのにクリスマスを祝う」と半ば揶揄をされることもあるけれど、アメリカでもキリスト教徒以外においても4/5はクリスマスを祝うとの結果が出ている。上記にある通りクリスマスは宗教的行事というよりは文化的行事としての認識が、特に若年層で浸透しつつある。宗教は文化の一形態であり、教典などによるガイドラインがあるものと考えれば、より汎用化したと見ることもできるので、これはこれでアリなのかもしれないな。

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このページは、不破雷蔵が2015年12月21日 06:51に書いた記事です。

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