Poorer nations tend to be religious, while wealthy nations are less so, except for U.S. https://t.co/MIiycsf6p1 pic.twitter.com/TSUVeKwKSS
— Pew Research Center (@pewresearch) 2015, 12月 23
クリスマスが近づいていることもあり、アメリカ合衆国の民間調査会社Pew Research Centerでも宗教やら家族観にからんだ調査結果を続々と展開している。その中でちょっと面白い話があったので、つまみ食い的に紹介。
上のグラフは各国のGDPと、その国に住む人の宗教観「宗教って人生においてはとっても大切だよね、と思っている人の割合」を2軸にしてグラフ上に配したもの。興味深いことに、GDPが低い国ほど宗教への思い入れが強いものとなる。物理的、経済的不足感を宗教で補てんしようとする動き、あるいは宗教観の強さが成長しようという原動力になるのか(つまり伸びしろが大きいということ)。
でも分布を良く見直すと、アメリカ合衆国だけが、主要国の傾向からは外れた場所にある(ぶっちやけるとマレーシアも近い動きをしているんだけどね)。
同じタイミングで展開されている各調査結果によると、サンタクロースを信じている度合いとか、クリスマスには礼拝堂などに足を運ぶとか、宗教や伝統、伝説的な話を信じる、信奉する人の割合が、異様に高いことに気が付く。本当に信じているからの回答なのか、信じていると自分自身に言い聞かせないと日々の生活で自分を支えているものが失われてしまうからなのか、どちらなのかは分からないけれど。ともあれ先進国としては異様なまでの宗教観の強さが分かる。
これもまた、アメリカ合衆国の特徴なんだろうなあ、と。
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