「ありがとう」を口に出して相手に伝えるのは、大変だけど大切なこと

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その部分は省略するけれど、直前にあいさつ回りでむしろそれを否定する話があり、「え、そうなんかな」と思っていたところ出てきた、ふむふむなるほどね的なお話。当方も学生時代も含めて直接接客業をしたこともあり、営業的なこともした経験を持つことから、この辺りは良くわかる。ちょっと気恥ずかしいところもあるかもしれないけど、これまでしたことがあまり無い人には大変かもしれないけれど、慣れてしまえば何のことは無い。水を飲んだり息をするような感じで口から出る。少なくともお礼を言ってその場で殴られるとか怒られるようなことは、まずありえないから。


海外......というかアメリカでは店員と客が対等ってのは良くわかる。例の「お客様は神様です」云々の話にもつながるけどね。まぁ、でも実の所、世間一般に言われている「お客様は神様」の意味は違うものだってのはすでに語られている通りだし、「神なのだからサービスを受けて当然。お礼を言う必要は無い」って考えは、捨ててしまってもよいのかもしれない。面倒くさいし。

客商売の動向で、例えばコンビニの機能プラスによって店員の負担が増加する話とか、事務の複雑化で役所窓口の手間が増えるのは良くない、何らかの対処を配慮すべきだ、その人たちも人間で、負担ばかり増えればミスも起こしやすくなるし、結局それは利用者側にもかえってくる云々といった話をすると、「彼らは金貰っているのだからそれ位当然、心配する必要などない」との意見が必ず一定数返ってくる。相手も人に違いないって認識が無いあたり、やはり「お客様は神様」が根強いのかな、という感もある。

まぁ実際、「ありがとう」と返したところで財布の中身は減らないし、痛い目に合うこともない。公的な場で鼻をほじったりするような行儀の悪い行為でもない。大声で姿勢を正して深々とお辞儀をする必要まではないけれど、気軽に感謝の気持ちを伝えるってのは、悪くないくせだと思うのだけどな。何も見返りを期待するまでも無く。

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このページは、不破雷蔵が2015年12月30日 08:04に書いた記事です。

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