セブン-イレブンのドーナツ。地域別の種類分けや味・素材の微調整を無くして全国で統一し、さらに種類を減らしたのは、店頭での手間の軽減化とコスト削減が目的なのかなあ、と思う次第。随分すっきりしました。 pic.twitter.com/ptx6rFrHnu
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 20
「ふわもちシュガードーナツ」は東京と千葉の一部のみ。大よその地域では6種類に統一。毎月1~2種類ぐらいを差し換え、抹茶系を1つぐらい加えても良いかな、というのが個人的感想です。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 20
先日も触れたセブン-イレブンのスタンドドーナツのリニューアル。種類も多種多様で地域別の種類も多々あり、中には同じ種類なのだけど地域によって配合成分が異なるってのもあったりした状態が、全国共通・種類は6種+1と、随分とすっきりした形に。セブンでは自社の実情データを山ほど抱え、その内容を精査した上での判断だろうから、少なくともこれまでの多彩な種類、地域別の差別化ってのは意味が無い、割が合わないと判断したのだろう。この割り切りには感心させられる。
一方ラインアップを見ると、ちょっと偏りがちな感もある。スタンドでの販売にはある程度のインパクトが無いと汎用性の中に埋もれてしまい、伸びが期待できなくなる。中華まんや唐揚げ系のアイテムで、逐次新商品や限定品を出すのもそれが理由。とにかく見てくれ注目してくれという感じ。黙っていても相当量売れるほどにはドーナツは普及していないし、放置しても売れる程度の量では満足しないということ。そのために、きらびやかな種類が揃った感はある。逆にいえば地味で定番アイテムがあまりない。
同じ粉もの系のおやつ的な存在としては、大判焼き、たい焼きなどの方がシニア層には受けるのだろうけど。カタかな並びの商品を注文するのはちょっと恥ずかしいし難儀するに違いない。そして、冷えると美味しくないし、温かいものは夏場では売れにくい。ならば温めることを想定せずに美味しくいただけるドーナツの生地で、大判焼きやたい焼きを...とは考えるけれど、結構難しい。クロワッサン生地を用いたたい焼きはすでにあったはず、って以前紹介したな。
クロワッサンたい焼き(筑地銀だこ) 試食 https://t.co/oy9phLDgsh で紹介したクロワッサンたい焼きに限らず、冷えても美味しい技術はすでに確立されているようですし、 pic.twitter.com/jaXeF13CgK
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 20
また、普通の今川焼の形をしていても、冷えてても美味しいタイプの生地なども開発が成されているようだ。
今川焼きの新しいカタチの巻 https://t.co/pAuiuKhMxi @YouTubeさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 20
粉による生地がメインか、中身がメインか。ドーナツと大判焼きの大きな違いはそこにあるのかな、とも思ったりする。両者を組み合わせて色々と考えれば、新たなものが出来るかなあ。まぁ、ケースから取り出して売るドーナツだからこそ、特別感があるってことなのだろうけど。
また、大判焼きはともかくどら焼きなど、昔ながらの和菓子は各コンビニからも発売済みでそれなりに数はさばけている。宣伝広報はされていないけど、店頭には結構気合いの入った自主開発の和菓子が並ぶし、それなりに速い回転率で売れている。それ以上の持ち上げをしないのは、需要が今以上に期待できないのかも。ドーナツのように目新しさが必要なんだろうなあ、と。
で、例えば食べやすい&シェアしやすいように2つ入りの小柄サイズにして「小判焼き」とでも銘打つ商品を作るとかね(今川焼を小判焼きと呼ぶ地域もすでにあるけれど)。サイズも本当の小判ぐらいに。そして、小判焼きの具体的シリーズ名として、今川焼きから転じて家康焼きが餡子、信長焼きがクリーム、秀吉焼きが抹茶餡的な感じ。今川焼をもとにしているのに徳川焼・織田焼・豊臣焼にしないのは、ぱっと聞きのイメージの問題。そしてそれぞれ表面にキャラ化した肖像の焼き印入り。それぞれの中身と名前はそれなりに理由あり(餡子は元々家康が今川にとらえられていたからとか、信長は甘いものかつ西洋のものが好きだからとか、秀吉は茶文化周り)。つまり和菓子だけど新しい、新しいけどなじみ深い的な感じ。
@Fuwarin あんどーなつ最強ということでよろしいでしょうか?w
— わいてい (@mizuka19) 2016, 1月 20
確かにその通り。だけどあんドーナツって、定番だけどそれ以上に持ち上がったことは無い。ドーナツ専門店でもスポットライトが当てられ開発されたことはあまり聞いたことが無いし(ミスドで何度かあったけど、むしろ抹茶系の方が目立っている)、コンビニ系ドーナツでも餡子入りってあったかな? ドーナツ系生地と和菓子的素材はもともと相性があまり良くないのかもしれないなあ......。
どこかが上手い組合せを開発してくれれば、それこそ雪見だいふくやいちご大福的な、クリティカルステキナイスアイテムが生み出されそうな気がするのだけどね。
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