ジャーナリストに期待される5つの要素と5つの現状での振る舞い

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先日の【正式発表前にマイナス金利の話を漏らして「報道」し、ドヤ顔されても困るのですが】に連なるお話。ジャーナリストに求められているものって何だろうか、本来なんだったのだろうか的な話を一つの切り口としてまとめたらこんな感じになったよ、というもの。以前から何度か触れている、プレスとオピニオンがごちゃごちゃになったらいけない、プレスはプレス、オピニオンはオピニオンでちゃんと分けねばならないし(そうでないと、記者側の意見を事実として視聴者が受け取ってしまう。記者としてはその方が便益は多いし、むしろそれを求めている界隈もあるのだけど)、その上でジャーナリストは多分にその前者、プレスである必要がというもの。後者の場合はその旨を明記しなきゃならない。論説委員がニュースキャスターのように、事実報道を語るかのように自論を述べていたのでは、まったくもってお話にならないということ。

ジャーナリストは「事実を伝える」のが一義的な立場にある職種のはずなんだけど、その「事実」の中に、語り手や所属機関における思惑がフィルタリングされてしまい、「真実を伝える」になっている気がする。事実は一つしかないけれど、真実は人の数だけ存在する。例のアレだ。


もちろんこれは一つの切り口で、そしてすべての現状におけるジャーナリストに当てはまる訳ではないけれど、昨今報道関連で問題視されている挙動などでは、結構な割合で該当するような気がする。


これらはアズキ先生のジャーナリズム界隈に関する言及のまとめのまとめ。一つ一つ読み解くことで、現在の問題点が色々と垣間見えてくる気がする。複数のまとめの中でダブって語られている点が、要は複数の視点で見ても問題となる部分であり、重要な要素であるってこと。

まぁ、先日の日経新聞におけるお漏らし正当化問題は別にしても、「ダイコー、スマップ、甘利議員。女性の壁に、安保法」と、語呂合わせの良い、報道・ジャーナリストの立ち位置、存在意義を再確認させられる、現状における実情を思い知らされる事案が山ほどでてきてるからねえ。朝日新聞の「2つの吉田問題」は別格としても。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月31日 08:39に書いた記事です。

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