日本では8割は「長い記事より、話題の短い記事をたくさん」、世界と比べてコンテンツへの盲信度が高い傾向

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1アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐分利 ユージン、以下 アドビ)は、消費者のコンテンツに関する意識調査「The State of Content : Rules of Engagement」の結果を発表しました。今回の調査で、日本のミレニアル世代の約8割(82%)がオンライン上のコンテンツの信ぴょう性を疑わない傾向にあることがわかりました。また、情報を得る時間が例えば1日に15分程度に限られている場合、日本人の約8割(79%)が「長めの記事を読むより、話題となっている短めの記事を数多く閲覧したい」と回答しており、世界平均の63%を上回る結果となりました。

昨年末にアドビから発表されたプレスリリース。日本語版では「ミレニアル世代」、Y世代ともいわれる、1980年代から2000年代前半に生まれた人たちで、幼少時からデジタル世界と親しい環境にあった世代を指す、を対象とあるけれど、もとのリリースを見るとその世代に限らず全般的に尋ねているようで......。

それはともかく。上記にある通り、オンライン調査における今件結果からは、世界全体の平均と比べると日本のオンラインコンテンツ利用者は、いわゆるつまみ食い的性向が強く、しかもそのつまみ食いをする対象への信奉度が厚いので鵜呑みにしてしまう可能性が高いと出ている。デまとめサイトなどの浸透が一因なのかなあ、と。あるいは逆で、そのような性向があるからこそ、デまとめサイトが流行るのか。


英語の大本のリリースではもう少し詳しい説明が成されている。それぞれの国の特徴が出ていて面白い。上記の「1日15分程度云々」ってのは、確かにその通りなんだけど、同時に「長めの記事を読むより速報動画を観た方が良い」では世界平均が57%なのに対し、日本では35%に留まっている(同じ15分/日の条件下で)。

他にも他国と比べて日本がイレギュラー的な値を出している項目は結構見受けられる。時間があれば詳しく精査していきたいところだな。

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このページは、不破雷蔵が2016年1月 9日 07:19に書いた記事です。

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