「Pictures of a reasonably documented years」が気になっていたのでちょっとやってみた。失踪者のPC内に残されたファイルを調べて、なぜ彼が失踪してしまったのかを解明していくホラーゲーム。 pic.twitter.com/rV4PTlW64N
— ロッズ (@rods_skyfish) 2016, 1月 23
Pictures of a reasonably documented year https://t.co/mF5PkSaTzt @YouTubeさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 23
先日ちょいと目に留まったゲームの解説的なお話。「Pictures of a reasonably documented years」なるもので、テキストノベルスタイルのアドベンチャーゲームの発展版とでも呼ぶべきか。プレイヤーは失踪者のパソコンを操作しているとの設定で、デスクトップ上に残されている色々なファイルをチェックし、情報を収集して精査し、真相を解き明かしていくという。
ゲームそのものは結構シンプルな謎解きもの。ただ、プレイヤーがゲームの中であちこち動き回ったり他人と会話して情報収集をするのではなく、単純に画面の前でフォルダを探ったり画面を表示させたりという、ある意味リアルな覗き見的ゲームでもある。多彩なビジュアルによる演出をしなくても、リアリティを体感させる仕組みは作れるのだな、という感心を覚えさせる。
パズルや暗号を解いたりする必要はなく、適当にフォルダ内の画像やテキストを開いていくと鍵の掛かったフォルダがアンロックされて真相に近づいていく。10分もあればクリア可能。
— ロッズ (@rods_skyfish) 2016, 1月 23
平穏だった彼の身の回りに少しずつ異変が起こっていく様子を、画像やテキストや動画ファイルを通して知り得ていく過程が良い。他人のプライベートを覗く背徳感と快感が、やがて真相に近づくにつれ触れてはいけないものに触れてしまった恐怖に変わる。 pic.twitter.com/egWTJq9YRH
— ロッズ (@rods_skyfish) 2016, 1月 23
犬にクトゥルフって名前つけてる時点で既にもう手遅れだったのかもしれない。 pic.twitter.com/kQopgwY2FM
— ロッズ (@rods_skyfish) 2016, 1月 23
知りたいという人の好奇心をくすぐり、その好奇心がもたらす色々なナニがプレイの過程でじわりと襲い掛かる。怖いのだけど、ここまで来たら最後までというモッタイナイ的な感覚と、ふくらむばかりの好奇心が背中を後押ししていく。
この類のアドベンチャー(?)ゲームってシナリオ作りがよほど巧みでないと作れない。それこそ小説の1冊や2冊をしたためるような労力が必要。しかもプレイ時間はさほど取らないので、プレイヤーが満足感をどれだけ得られるのか、ちょっと不安なところがある。10分はさすがにアレだけど、昔のゲーム、モノクロ時代のマッキントッシュなどでは、この類のゲームは結構出ていたとの話もあるけど。
見方を変えれば、最初からマルチメディア展開を前提としていれば、このタイプのゲームも創生される可能性があるってことかな。
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