「牛乳の飲み過ぎで骨粗鬆症に」 繰り返される有害説の根拠は...(産経新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/rcBJqTaFOy #Yahooニュース
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 1
「「牛乳が有害であるという説に関して、合理的な説明を与えることもできなければ、それを示唆するデータもない。骨粗鬆症における理論は完全に破綻しており、言説のつじつまをあわせるために研究データを引用している」」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 1
当方は最近ではもっぱら豆乳を飲むようになったので、牛乳は久しく飲んでいないのだけど。この類の話は定期的に話題として登ってくるし、ごく自然に「牛乳って有害なのでしょう」「昔は日本人は飲んでいなかったし」「戦後の政策で云々」との説明と共に語られるのを見聞きする。多分の人において悪意はまったく無く、何らかの権威付けされた文言を信じてしまう形で語っているだけなのだろうけど。
この件は一度しっかりと調べておかねばなあ......と思っていたら、先日目に止めたのがこの記事。色々な有害説を否定する裏付け、有害説が大きく広がったのはミリオンセラーとなった書籍がトリガーとなったことなどが語られている。なるほど。
牛乳有害説 (疑似科学とされるものの科学性評定サイト) https://t.co/pjYTfP2AJC
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 1
「牛乳が有害であるという説に関して、合理的な説明を与えることもできなければ、それを示唆するデータもない。少なくとも骨粗鬆症における有害説の理論はほぼ完全に破綻しており、他の研究データの誤用などによって、なんとか体裁だけが支えられているという状態にあるといえる」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 1
「換言すると、言説のつじつまをあわせるために研究データを引用しているのだ。また、公共性の項目でも述べたが、芸能人など社会的影響力のある個人をも巻き込みながらこうした言説が流布されていることが見受けられ、一般への"広まり方"も高いことがうかがえる」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2016, 1月 1
むしろ目を通すべきは、最初の記事の大よそのきっかけとなる「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」。色々な裏付けを提唱し、疑似科学......まあ似非科学だな、実質的には......に関する実情、真偽性を検証している。そしてその内容を確認すると、牛乳有害説の方向性としては、いわゆる放射能周りやEM菌関連、ワクチン周り、さらにはヤマザキパンについての話と構造的に非常によく似ていることが分かる。
これって類似様式のテンプレートが無形の形で存在しているのか、それとも人間の性(さが)として噂話とか否定的見解に関して似たような方向性が生じてしまうのか、いずれかなのだろう。
やっぱりこの類の話に関しては、正しい意見の集約をすることに加え、間違って流布されている内容を否定できる、確からしい情報をまとめておき、事あるたびに両者を提示して打ち消していくしか対処の方法がないのだろうね。
コメントする